キコ・ルーレイロ、影響を受けた音楽などを語る (4/4)

26 January 2012  |  Tags: Kiko Loureiro

唐突にキコ・ルーレイロ。たまたま見つけたからだが、生い立ちや練習方法とかも含めて、色々と面白いことを語っている。ちょっと古くて、「Fullblast」リリースの頃 (直前?) のインタビューだ。

→ Conversations with Kiko Loureiro (rockhousemethod.blogspot.com) (2009/4)


練習方法

  • 音楽を学ぶのは、言葉を学ぶのと同じようなものだ。言葉を学ぶ時、最初は文法やいろんな規則を勉強しないといけない。だが、その内に、文法なんかいちいち気にせずに、ただ喋れるようになってくるだろ。きれいな英語を喋る人たちに囲まれて、よく練習してれば、自然にきれいな英語が喋れるようになる。音楽だって同じだよ。コミュニケーションの手段って考えればいい。クラシックだろうとロックだろうと、良い音楽に囲まれてれば、うまく弾けるようになる。ただ、ベストなのを聴かないといけない。音楽に真剣に取り組んでる人のを聴かないといけない。

  • 練習は最初は退屈だよな。けど、学ぼうとしてるテクニックが使われてる曲やギターソロを見つけてくるといい。10分か15分くらいテクニックを練習したら、そういう曲やギターソロをやってみるんだ。そうすれば、1時間でも2時間でも、時間なんか忘れて楽しく音楽に取り組める。例えば、オルタネート・ピッキングの練習をするとしよう。オルタネート・ピッキングを使ってる曲を探してきて、5回とか10回くらい聴くんだ。スティーブ・モーズみたいに信じがたいオルタネート・ピッキングのテクニックの持ち主がいるから、ソロやフレーズを真似してみるといい。同じくらいの速さで弾くのに挑戦してみてもいい。無理なら、メトロノームを遅くする。

  • 裏にある和声も判るようになるといいと思う。その人はなんでそんな音を出してるのか、知るんだ。かっこいいって思う曲のパートや、きれいだと思うコード進行を学ぶんだ。そんなふうにしてれば、1日に4〜5時間なんてあっという間だよ。


音楽は言葉だってのは、たしかにそうかも知れない。それに単に、ひたすら練習あるのみ、ギターを抱いて寝ろ、みたいなお言葉より、よっぽど具体的で役に立つ。スティーブ・モーズの速さで弾くなんて練習がやれるかどうかは別として (笑)。

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