コージー・パウエル、デビュー当時を語る (自らのキャリアを語る (1/12))
1998年に不慮の事故で亡くなってしまったコージー・パウエルだけれども、これは1996年のインタビューとのこと。Joe Geesinってロック評論家の個人サイトの記事より。かなり貴重。今回はデビュー当時の話。
→ Joe Geesin - Freelance Music Journalist > Cozy Powell Interview
ザ・ソーサラーズ (1960年代に在籍していたバンドで、主にドイツで活動していた) は何か録音を残してますか。
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そこまで遡るか。ドイツでシングルを出してる。ヤング・ラスカルズの「Love Is a Beautiful Thing」のカバーで、無名のレーベルから出して、プレスした数もほんのちょっとだった。1967年か68年のことだ。
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それが俺のレコード・デビューだったが、本当の意味でシングルって言えるのは、ヤング・ブラッド (ザ・ソーサラーズが名前を変えたバンド) の「Green Light」だな。パイ・スタジオで録音した。ペトゥラ・クラーク (当時のポップ歌手) が隣で録音してたのを憶えてる。ステイタス・クォも使ったことがあるはずだ。俺の最初のスタジオ・セッションで、ジャック・ドーシー・オーケストラの何人かも一緒だった。ブラスとかも入れて、3回めのテイクでうまく行った。バーミンガムから (ロンドンに) 日曜の夜に来て、スタジオの床に寝たが、ちっとも眠れなかった。そして、朝食も抜きで、いきなり録音だよ。
エース・ケフォード (ザ・ソーサラーズの次にバンドを組んだ相手) はドラッグ漬けだったんですか。
- 何か治療を受けてたが、どこが悪かったのかは知らない。大抵まともなんだが、時々おかしくなってた。ザ・ムーブ (後のエレクトリック・ライト・オーケストラの母体となったバンド) を抜けたばかりで、バーミンガムじゃ大物だった。かっこよかったね。奴と仕事するのは、本当に楽しかったよ。エース・ケフォード・スタンドって名前でショーも何回かやった。
「コージー」(Cozy) って、ただ「ほっこり」って意味で名乗ってたのかと思ったら、アメリカのジャズ・ドラマー、コージー・コールにあやかってたんだそうだ。なるほどな。
これが現存する最古のコージーの音源ってことか。
→ YouTube | Young Blood - Green Light
次回は、ジェフ・ベック・グループ (いわゆる第二期) の話。
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