デイヴィッド・ギルモア、ジェフ・ベックを語る (30人のギタリスト、30人を語る (12/30))
「Guitar World」サイトの2011年12月の記事より。雑誌が創刊30周年ってことで、著名なギタリスト30人にそれぞれ憧れのギタリストを語ってもらったっていう企画。今回は第12回。
→ 30 on 30: The Greatest Guitarists Picked by the Greatest Guitarists
- 20歳ちょっとの時に「Hi Ho Silver Lining」(1967年) を聴いて以来、ジェフの熱狂的ファンだ。崇拝してるって言ってもいい。一言、最高のギタリストだ。ヤードバーズで注目されてから40年以上、ただ一人、ずっと最前線にいる。過去にしがみつくことなく、常に新しいことに挑戦している。いつも綱渡りをしているんだ。俺は違う。石橋を叩いて渡る人間だ。バンド (ピンク・フロイド) が偉大だから、俺がいられる。もしも俺が何も弾かなくても、バンドは偉大でいられるだろう。彼は違う。バンドとメンバーのそういう結びつきを、常にほじくり返そうとしている。
デイヴィッド・ギルモアがジェフ・ベックってのは、よく判る。少し前にステージで共演してるけど、本人はどう感じたんだろね。ピンク・フロイドからシド・バレットが脱退した時、後任として最初はジェフ・ベックに声がかかったが折り合いがつかず (そりゃそうだろな)、結局デイヴィッド・ギルモアになったってのも、何かの因縁かも知れない。それにしても、ちょっと謙虚すぎやしないか。なお、最後の文はジェフ・ベックが、バンドを作っては壊す、をくり返してきていることを言っている。最新のバックバンドは、ついに女性だけになってしまった。
最近の記事
- 2023/7/29 - ロバート・フリップ、イーノやボウイやクリムゾンを語る (1/4)
- 2023/1/22 - ジェフ・ベックを語る
- 2019/9/21 - トーマス・B・W・ベイリー、日本のインディー系レコード店を語る (1)
- 2019/9/13 - ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムを語る
- 2019/4/27 - ラルフ・ヒュッター、過去をふり返る (1/3)
- 2018/8/2 - パトリック・オハーン、フランク・ザッパなどを語る (1/4)
- 2018/5/23 - トニー・ヴィスコンティ、T・レックス「Electric Warrior」を語る (キャリアを語る (1))
- 2018/4/16 - ドゥイージル・ザッパ、アラン・ホールズワースを語る (1/2)
- 2018/1/11 - デイヴ・グロール、ジミー・ペイジ&ロバート・プラントと語る (1/7)
- 2018/1/7 - アラン・ホールズワース、ファンの質問に答える (1/4)
人気の記事
- 2016/1/26 - トニー・ヴィスコンティ、デイヴィッド・ボウイを語る
- 2015/12/1 - 色んな関係者、ジェフ・ポーカロを語る (1/3)
- 2014/9/8 - ロバート・フリップ、「キング・クリムゾンの掟」を語る
- 2013/9/9 - コージー・パウエル、デビュー当時を語る (自らのキャリアを語る (1/12))
- 2013/2/9 - ラルフ・ヒュッター、クラフトワークの音楽を語る (1/4)
- 2012/7/4 - エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサーと語る (1/14)
- 2012/6/1 - スコット・ハルピン、キース・ムーン代役事件を語る (1/2)
- 2012/5/11 - テリー・ボジオ、エイドリアン・ブリューを語る
- 2012/3/31 - 記者、リッチー・ブラックモアを語る
- 2012/1/15 - スティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・カリウタを語る