エイドリアン・ブリュー、自らを語る (2/7)

06 April 2012  |  Tags: Adrian Belew, Amon Tobin

「Guitar International」サイトの2011年4月の記事から。原題は「車とギターとボウイを語る」だが、車やディヴィッド・ボウイの話はちょびっとで、キャリアのこと、機材のこと、練習方法、趣味など、色々と語っている。

→ Adrian Belew Interview: Cars, Guitars and David Bowie


  • 他の人の音楽はあまり聴かないが、こないだ、アモン・トビン (Amon Tobin) を知合いが教えてくれた。カナダのアーティスト (実際にはブラジル出身) で、誰とも似てなくて面白かった。ってのは、実際には何も演奏せず、あらゆるレコード、特に古いジャズからほんのちょっとずつサンプリングして、驚くべきやりかたでつなぎ合わせるんだ。一番好きなのは「Supermodified」ってアルバムで、最初に聴いた時は本物のドラマーが叩いてると思って、「世界で一番気に入ったドラマーだ!」なんて思ったんだ。だけど、実在しなかったんだよ (笑)。アモンに実際に会ったことがあって、一緒に仕事できるかとか話し合ったんだが、やっぱり彼のやりかたは実際に演奏する人間には合わない。彼は膨大なアルバム・コレクションを持ってて、このアルバムからスネアの音を一発、このアルバムからシンバルの音、別のからトロンボーン、そんな作りかたなんだ。

  • みんなにも聴いて欲しいお勧めっていったら、やっぱりクリムゾンだな。それと、俺のソロ。もちろん、ザ・ビートルズの「Revolver」と「Sergeant Pepper's」。ジミ・ヘンドリックスの最初のアルバムも、その1枚でエレクトリックギターを全くひっくり返したって意味で、驚異的だ。そんなところかな。


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