リッチー・ブラックモア、ロバート・フリップとキング・クリムゾンを語る
「Guitar International」サイトの2010年8月の記事で、元は1996年12月のインタビューとのこと。デビュー・アルバムには震撼したそうだ。
→ Ritchie Blackmore Interview: Deep Purple, Rainbow and Blackmore's Night
- ロバート・フリップは恐ろしい。(キング・クリムゾンの1969年の)「In the Court of the Crimson King」を最初に聴いた時、自分にはできない演奏をするギタリストってのを初めて聴いた。あのタイミングが全くつかめなかったんだ。間奏とか休止とか、次にどうくるか判ってるのに、つかめないんだよ。自分の無意識がそれを拒否してんじゃないかって気がしたくらいだ。
そりゃ、リッチーからしたら、ロバート・フリップのギターはすごい違和感だろうな。
ロバート・フリップとキング・クリムゾンについては、同じシリーズの別のインタビューでは、こんなことも語っている。2010年の9月の記事だが、元は1975年あたり、レインボーのデビュー・アルバムの頃らしい。
→ Ritchie Blackmore Interview: Deep Purple, Rainbow and Dio
- キング・クリムゾンの最初のアルバム「In the Court of the Crimson King」には、完膚なきまでに叩きのめされた。ジョン・ロードと聴いて、「俺たち、終わったな」と思ったよ。最初の曲「21st Century Schizoid Man」なんか、「こんなのと張り合ってかなきゃなんないのか」って感じだった。だが、言わせてもらえば、あのバンドはその後グダグダになっていった。ある時、ロバート・フリップの演奏を見たが、途中でクラブを出ようって気になった。もう何の興味もない。
「21st Century Schizoid Man」って曲、もう空前絶後、唯一無二の巨大な怪物で、ロバート・フリップ自身もその呪縛から逃れるのに30年かかったしな。デビュー盤の1曲めで、こんなのぶちかましちゃっちゃねぇ。そもそも、どっからこんな狂烈で恐るべき音楽を思いついたんだか。そういや、キング・クリムゾンで一番好きな曲はってお題で、ある人が「21st Century Schizoid Man と次の I Talk to the Wind の間の静寂」。うまいこと言う。
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