ジョン・ウェットン、トリオ版UK再結成のいきさつを語る

06 May 2012  |  Tags: John Wetton, UK, Eddie Jobson, Terry Bozzio

「Something Else!」サイトの2012年4月の記事より。5月の北米ツアーの後、6月に来日するトリオ版UKについて、再結成のいきさつをジョン・ウェットンが語っている。

→ Something Else! Interview: John Wetton of Asia, King Crimson and UK


  • 1970年代のUKは、そのまま続けてたら、たぶん成功したと思う。ニューウェイヴやパンクは結局は何も大して変えなかった。ジェネシスはジェネシスのまま、ピンク・フロイドはピンク・フロイドのままだっただろ。問題はエディ・ジョブスンと俺が全く違う方向を向いてたことで、彼は超プログレ野郎だが、俺はポップロック派だ。UKは両方のちょうど中間を行ってたのが素晴らしかったんだが、俺たち若かったんだよな、顔も合わせたくなくなっちまったんだ。で、彼はジェスロ・タルに、俺はエイジアに入った。
  • 今回の再結成までは、本当に長い長い時間だった。今のUKはエディのバンドだ。俺にはエイジアがある。だが、UKを見にきてくれるファンはエイジアと違う。それが楽しい。ただ、今回限りで、もう次はないと思う。一番の驚きは、テリー・ボジオがメールを送ってきて、どれだけ一緒に仕事したいか、うったえかけてきてくれたことだ。本当に感動したよ。30年以上も接触がなかったが、心底嬉しかった。

トリオ版UKの再結成は、2012/1/16 に紹介したインタビューで最初に公表されたんだけれども、今回はそのいきさつについて語ってる。トリオの実現は、ボジオのメールだったのか。ただ、「今回限り」ってはっきり言ってるね。日本じゃUKのファンとエイジアのファンって、かなりかぶってるような気もするけど。ちなみに、エディ・ジョブスンはインタビューが苦手なのか、そもそも普通の方面からはあんまり注目されてないのか、インタビュー記事がなかなか見つからない。

なお、UKのジャパン・ツアーは6月21日のクラブ・チッタ追加公演が、今日発表された。大人気だね。どうせなら、日本だけでも毎年やってくれるといいのに。ウェットンとボジオは日本大好きだから、あとはジョブスンか (笑)。

ところで、「ボジオ 奥さん 日本人」の検索でこのブログに迷い込まれるかたが時々いらっしゃる。奥様ご本人のブログはこちら。

→ One Day at a Time (Mayumi Bozzio) (日本語)



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