テリー・ボジオ、フランク・ザッパを語る (5/6)

17 May 2012  |  Tags: Terry Bozzio, Frank Zappa

「DRUM! Magazine」サイトの記事より。元は「drumstuff.com」に2000年頃に載ったインタビューとのこと。ものすごく長くて、ザッパ・ファミリーのことなど、色々と語っている。

→ An Interview from the Vault, Part II


  • フランクが亡くなったのは、本当に残念で悲しい。だが、無くなって悲しくないことが一つだけある。「ボジオ、ちょっと来い。思いついたことがあるんだ」って呼ばれた時に感じる、胃袋がキリキリするような恐怖だ。死ぬほど恐ろしかったんだ。ブロードウェイで演劇をやろうとか言い出すのか、俺がとても演奏できないような何かをやらせようとしてるのか、何も判らない。彼といるってことは、自分の生活がなくなるってことだ。それだけ大変な努力が要る。例えば家族とか、自分の世界を持つようになると、彼が言ってくることにはとても応えられなくなる。もしも君が若くって、彼が給料を払ってくれるってなったら、それは素晴らしい幸運だ。俺はフランクの下を離れた後も、彼が声をかけてくれる度に、あの恐怖が襲ってきてたんだよ。俺にできることなのか? どういう意味なんだ? 怖い。嫌な予感がする。なので、それがなくなったのだけは嬉しいんだ (笑)。

こんな心情の発露、初めて聞いた。ザッパが生きてる内にもっともっと勉強させてもらっとけばよかった、みたいなありがちな発言は、これまでにもあったけど。

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