スティーヴ・クロッパー、「Dedicated」を語る (5/5)
5月13日、ドナルド・ダック・ダンがツアーで来ていた東京で亡くなった。70歳だったそうで、合掌。追悼って気持ちも込めて、スティーヴ・クロッパーのインタビューを紹介することにした。ザ・ファイヴ・ロイヤルズをカバーした最新ソロ・アルバム「Dedicated: A Salute to the 5 Royales」について語っている。「Gibson」サイトの2011年5月 (ちょうど1年前だ) の記事より。
→ The Gibson Interview: Guitar Legend Steve Cropper
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ブッカー・T&ザ・MGズの再結成は、ありえるよ。問題はタイミングだ。まだ言えないけど、去年の大晦日に話し合ったりした。ダックと俺は盛り上がってるし、ブッカーもそうだと思う。ダックと俺は、この夏、エディ・フロイドと仕事する予定だ。この3人でオーストラリアから来たガイ・セバスチャンとアルバムを作ったし、そのツアーにブッカーは行けなかったけど、ダックと俺とキーボードのレスター・スネルが参加した。ジャック・ホワイトがプロデュースしたジェリー・リー・ルイスのライブにも参加した。土曜はナッシュヴィルの屋内で、日曜は屋外で、ドラムスはジム・ケルトナーだ。素晴らしかったよ。ジェリー・リーはさすがに歳だったが、ピアノの前に座った瞬間、16歳に逆戻りしてた。
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Staxのハウス・バンドとして以外の俺たちの活動は、「Green Onions」のヒットが最初だ。ある日曜の午後、予約してたアーティストが現れなくってね、俺たちが適当にジャムしてたら、ジム・スチュアート (Staxの創設者) がそれを録音し始めた。そして、「聴いてみろよ。こいつを出してみるのは、どうだい」。呆れたよ。そうしたら、「B面はどうしよう」だとさ。ブッカーに、何週間か前にジャムした時のリフ、憶えてるかって聞いた。それが「Green Onions」になったんだ。何かのマジックがあったんだろうと思う。
このスティーヴ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダン、エディ・フロイドの東京公演がドナルド・ダック・ダンの最後になったわけだ。
スティーヴ・クロッパーはジェフ・ベックの「Jeff Beck Group」(いわゆるオレンジ・アルバム) のプロデュースとかでも有名だけど、その辺に関係ありそうな小ネタが、明日は出てくる。
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