テリー・ボジオ、ザ・ロンリー・ベアーズを語る
「DRUM! Magazine」サイトの記事より。元は「drumstuff.com」に2000年頃に載ったインタビューとのこと。2012/5/11 から数回、パート2を紹介したが、今度はそのパート1の一部。
→ An Interview from the Vault, Part I
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「Guitar Shop」でジェフ・ベック、トニー・ハイマスと組んだが、それぞれ全く違ってた。ジェフはロックスターだし、抜群のユーモアセンスだし、ある面じゃすごく相性がよかった。だけど、他の面じゃ正反対だった。音楽のルーツとかね。俺はクラシックの出だから。トニーはピアニストとしても作曲家としても、途方もなく尊敬してる。毎朝ドビュッシーのプレリュードを弾いてるなんて言ってた。沢山のことを喋りあったよ。で、思ったんだ。俺はドラムスって楽器でそこそこやってきたけど、キーボードやヴァイオリンに比べたら、まだまだ楽器の限界を極めたっては言えないよなって。それで、練習をやり直して、オスティナートとかあれこれ始めてみたんだ。
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「Guitar Shop」を作った後、1990年代の初めだな、ある日トニーが電話してきて、ヨーロッパでギグをやろうとしてんだけどドラマーの都合が悪くなった、って言うんだ。それで、代わりに叩いた。そのメンバーがザ・ロンリー・ベアーズになった。管楽器と弦楽器とギターと、それにネイティヴ・アメリカンのミュージシャン達だ。パリの安アパートに住んで、2年くらいの間に4枚のアルバムを作った。金にはならなかったが、アートだからね。1枚は完全な即興で、なんだか奥深さの極めつけみたいになったよ。だいたいトニーが曲を作って、俺がアレンジやプロデュースをやった。自信作だ。
ザ・ロンリー・ベアーズ、ジャズ + 一部アヴァンギャルド + 民族音楽ふうの雰囲気もあって、なかなか面白い。ボジオもよほど気に入ったのか、文中にもあるように、4枚 (正確には、1枚はベスト盤) も作っちゃってる。枚数はミッシング・パーソンズなみ (笑)。知名度は雲泥の差だけど。
どうでもいいけど、3作め「The Bears Are Running」の裏ジャケットが、やけに可愛い (笑)。
この後、ザ・ナックに同行した悲惨なツアーの話が出てくるけど、やっぱり省略。ってことで、パート1もおしまい。
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