エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサーと語る (2/14)

07 July 2012  |  Tags: Edward Van Halen, Steve Lukather, Toto

スティーヴ・ルカサーの公式サイトにある記事で、元は「Guitar - for the Practicing Musician」誌の1993年9月に掲載とのこと。エディ・ヴァン・ヘイレン (エディ) とスティーヴ・ルカサー (ルーク) は大の仲良しだそうで、同じ高校の先輩・後輩の間柄らしい。いちおうエディがルークにインタビューするって体裁にはなっているが、中身はほぼダベリに近い (笑)。たまにはこういう記事もいいかも。

→ Edward Van Halen - EVH interviews Luke


  • エディ:よくトトのための時間がひねり出せるな。トトの曲作りにもセッション活動は影響してるのか?

  • ルーク:いい質問だな。時間についていえば、トトをやってる時には、トトのことしかやらない。トトのツアーに出てない間は、時間は沢山ある。週に20セッションこなしても、まだ時間はある。曲作りについていえば、色んなことが影響しないはずはないよな。ラジオを聴くのだって、誰かのアルバムで演奏するのだって。もしも「R&Bの日」ってのがあったら、頭ん中はグルーブで一杯になって、家でキーボードやギターに触っても、そのグルーブが曲作りに出てきちゃうだろ。ロックなセッションをしてたら、やっぱり頭ん中はそれで一杯になって、無意識の内に曲作りにも出てくるだろ。

  • エディ:色んなスタイルを知ってるのが曲作りにも役立ってるのか?

  • ルーク:そりゃそうだ。俺はトトの他でも曲を作ってる。グラミー賞の「ベストR & Bソング」(ジョージ・ベンソンの1982年の「Turn Your Love Around」) を受賞してんだぜ。そこらのロック・ミュージシャンには無理だろ。

  • エディ:とてつもなく幅が広いよな。ファンクからジャズから何でも、俺が聴いたことのないようなのまで。

  • ルーク:誰にも聴いて欲しくないようなのも沢山あるよ (二人爆笑)。

  • エディ:トトに入ったのは、リセットしたかったからか何かなのか?

  • ルーク:バンドでやりたいってずっと思ってただけだ。今こんなふうにやってるのは、たまたまなんだよ。ジェフ (ポーカロ) がセッションになるといつも俺を推薦してくれてさ。それで、気がついたら、週に20セッションだ。大したミュージシャンたちとね。何も予習なしに、1日に全く違う4つのスタイルでやんなきゃいけない。テープが送られてきて曲を勉強するなんてのとは、わけが違う。

  • エディ:その場その場で考えてかなきゃいけないってことか。

  • ルーク:そう。パートを考えて、1テイクとか3テイクとか録音する。うまく合わせてかないといけない。

  • エディ:くそったれにしてかないといけない。

  • ルーク:うまく、合わせてかないと、いけない。それに、ヘマする奴なんかに用はない。

  • エディ:「はい、次」。

  • ルーク:そうそう。仕事を欲しがってる奴らは山ほどいるんだ。


「トト」ってカタカナで書くと、なんだか何となく違和感があるのは、なぜだろ (笑)。

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