スティーヴ・ヴァイ、「The Story of Light」全曲を語る (11/12)

05 August 2012  |  Tags: Steve Vai, Aimee Mann

「Music Radar」サイトの2012年7月の記事より。8月に発売される7年ぶりの新作について、曲ごとに解説している。

→ Steve Vai Talks The Story of Light Track-by-Track


No More Amsterdam

  • リフはずっとiPhoneに入れてあった。気に入ってて、何度も聴き返してた。そういうリフが時々あって、聴く度にどんどん輝いてくる。

  • この曲じゃ、15種類くらい以上のギターを使ってる。他にもバンジョー、シタール、マンドリンとかね。ほんのちょっとしか使ってないのもあるけど、どれもしっかり聴き取れるようにした。ギターはIbanez EuphoriaとTaylorの12弦。他にも、南米で買ったcavakinoって4弦の楽器、ほとんどどのアルバムでも使ってるCoral のシタールとか、電気楽器も山ほど、一方の側でTelecaster、もう一方でStratocaster、ヘビーなリズムはLes Paulとか、もう色々だ。

  • エイミー・マンは、ずいぶん昔からの知り合いなんだよ。同じカレッジだったし、同じアパートの2部屋先くらいに住んでたこともあるし、女房のピアと仲良しなんだ。彼女の曲は、女房が買ってくるんで、前からよく聴いてた。弱さと強さが同居してるみたいな感じで、耳から離れない。「No More Amsterdam」のトラックが一通り出来上がった時に、考えたんだ。もうちょっと何か欲しいよな。それで歌詞を付けてみようとしたんだけど、どうもうまくいかない。そしたら、女房が「エイミーを呼んでくればいいじゃない」。けど、ビヴァリーの時と同じ思いが、頭をよぎったんだ。「どうせ1980年代の速弾き自己陶酔野郎くらいにしか思われてないんだろな」。それでも録音を送ってみたら、気に入ってくれたよ。彼女は「shredder」(速弾きギタリスト) って言葉すら知らなくって、オフィスにあるシュレッダーだと思ってたんだ (笑)。

  • 俺の曲の上で俺のマイクを通じて彼女の歌が聞こえてきたのは、大した経験だったよ。彼女の歌詞も素晴らしい。「No More Amsterdam」って曲名にしたのが、ちょっと不安だったんだけどね。だが、ドラッグがどうのこうのとか、そんな歌にするつもりはなかったんだ。自分の歌う声は弱々しくて素人っぽい。エイミーの声もそうだ。それを合わせるのは楽しかったね。


そういえば、Music Radarの2012年8月の「世界最速のギタリスト20人」にも、ちゃんと選ばれてるね。こんなだ (キコはどうした)。

→ Music Radar: 20 of the Fastest Guitarists in the World Today


  1. Michael Angelo Batio
  2. Buckethead
  3. Al Di Meola
  4. Marty Friedman
  5. Chris Impellitteri
  6. Jeff Loomis
  7. Alexi Laiho
  8. Albert Lee
  9. The Great Kat
  10. Steve Vai
  11. Yngwie Malmsteen
  12. Ben Weinman
  13. John Petrucci
  14. Joe Satriani
  15. Paul Gilbert
  16. Alex Skolnick
  17. Rusty Cooley
  18. Steve Morse
  19. Eddie Van Halen
  20. John Taylor

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