ジェフ・ベック、ザ・ヤードバーズ時代などを語る
インタビューとしては、2012/6/3 からの「ジェフ・ベック、「Guitar Shop」を語る」の続き。1989年のインタビューが、2010年6月にウェブに掲載されたもの。
→ Guitar International: Jeff Beck Interview - Blow by Blow
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俺たちはザ・ビートルズ、ストーンズ、ジ・アニマルズの後を追ってた。そして、その次の重要なイギリス輸出品になったんだ。だが、ザ・ビートルズのせいで、いつも割をくってるって感じてた。いつも誰もが聞いてくるんだ。「ザ・ビートルズを知ってますか?」。「知らないな。俺たちを知ってるかよ?」、そう答えてた。パンクを始めたのも俺たちだと思ってる。実験的なソロとか、破壊活動とか、色んな意味でね。例えば「I'm a Man」の野獣バージョンじゃ、抽象的なサウンドとか破壊的なサウンドとか、一晩中やりまくるんだ。俺たちはライブアルバムを作るつもりが全然なくて、スタジオ盤が完璧だってのもあるけど、あのワイルドさをレコードに押し込めるなんて無理だったからだ。
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曲作りについては、他のメンバーとはちょっと合わなかったかも知れない。彼らはだいたい、リズムやコードやメロディのアイデアを並べるところから始める。俺は、いつ暴れ込んで曲を切り裂くか、いらいら指を動かしながら待ってる。で、とことん燃え上がるのを、彼らはただ見てるしかない。弾くだけ弾きまくったら、お互いバカ笑いして、飲みに行くんだ。今は、曲作りってのはけっこう簡単だって判ってきたけどな。コード進行を決めればいい。だけど、俺はそんなもんに捉われずに、暴れまわりたかったんだよ。
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ジミー・ペイジの「Outrider」(インタビュー当時の最新作) は聴いた。あんなのを作りたかったとは思わなかったよ。ちょっとまごついた。事前には、インストゥルメンタルな二枚組を作るって聞いてたんでね。俺と同じようなスタイルで彼のギターが聴けると思ってたんだ。
次回は第一期ジェフ・ベック・グループのウッドストック直前キャンセル (ってか直前解散) の話。
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