エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサーと語る (10/14)

27 August 2012  |  Tags: Edward Van Halen, Steve Lukather, Toto

2012/7/4 から 2012/7/30 まで前半を紹介したインタビューの後半。スティーヴ・ルカサーの公式サイト「stevelukather.net」にある記事で、元は「Guitar - for the Practicing Musician」誌の1993年9月に掲載とのこと。エディ・ヴァン・ヘイレン (エディ) が仲良しのスティーヴ・ルカサー (ルーク) にインタビューするって体裁になってはいるが、中身はほぼダベリに近い (笑)。

→ Edward Van Halen - EVH interviews Luke


  • エディ:ソロ・アルバムを作り始めてんのか?

  • ルーク:そうだよ。この夏はまるまるトトのツアーだけど。

  • エディ:その前に仕上げちまうってことか。

  • ルーク:そうなんだ。今年の末か来年の頭まで出ないだろうけど。ロス・ロボトミーズのメンバーと作ってんだよ。ちょっと時間が出来たんで、黙って座ってたりはしたくない。アルバムを作るか、ライブをやるか。それで彼らとやってんだ。リハーサルは無し。クラブに集まって、楽しんで演奏する。自分の指の感触、自分が何か意味のあることをやってるってのを確かめたいんだ。家でテレビ観ながらビール飲んでるのもいい。得意だぜ。だけど、何かに集中して忙しくしてるほうが、ずっといい。

  • エディ:トトのアルバムとスティーヴ・ルカサーのアルバムとの違いは何だ?

  • ルーク:ソロじゃ、歌ったりしてるし、やりたいことがやれる自由がある。けど、それって皮肉だよな。1人の「委員会」と4 人の「委員会」の違いだ。曲作りでも、自分の出番がちょっと多くなるようにしてる。10分なんて長い曲があったりする。だいたい、曲を作ってて「これは俺のに取っとこう」、「これはトト用だ」なんてことはしない。トトの曲はみんなで作る。ソロじゃ、ほとんどデイヴィッド・ガーフィールドとの共作だ。

  • エディ:なんで歌うのを、そんなにためらってたんだよ。トトはヴォーカル探しで苦労してたじゃないか。

  • ルーク:それが最悪の悪夢なんだよ。もう汗びっしょりになって目覚めるんだ。

  • エディ:どういう意味だよ。ヴォーカルを探すことがか? 自分が歌うことがか?

  • ルーク:最初は歌いたくなんかなかった。5人もヴォーカルが交代した後じゃ、アルバムで歌って、ライブでもほんのちょっと歌ってた。

  • エディ:なんでそんなにためらってたんだ? トトのヴォーカルだった誰よりも上手いじゃないか。

  • ルーク:まさか。

  • エディ:お前とペイチで完璧じゃないか。お前らの作った曲をちゃんと判りもしないピエロを、なんでわざわざ連れてこないといけない?

  • ルーク:俺たち4人で曲を作ったら、どう歌うか、そいつに教え込まないといけなかったってのはあるな。

  • エディ:俺が言いたかったのはそれだ。そいつはただの操り人形だってことだろ。

  • ルーク:それで結局、険悪になったり、薬にハマったり、両方だったり、声が出なくなったりする。なんてぇか、丸い穴に四角い杭を打ち込むようなもんなんで、それがキツかったんだろな。こっちの4人は波長ぴったりなのに。


« 始め続く ›



最近の記事

人気の記事