アンディ・ジョンズ、レッド・ツェッペリン「無題 (IV)」を語る (2/3)

16 January 2013  |  Tags: Andy Johns, Led Zeppelin

プロデューサー/エンジニアのアンディ・ジョンズが、レッド・ツェッペリンとの仕事について語っている。「Melodic Rock」の記事より。2004年のインタビューとのこと。

→ MelodicRock.com Interviews - Andy Johns: The Man behind the Legends


  • 4枚めの時は、ちょっとトラブルがあった。ペイジに「ロサンゼルスでミックスしよう。こないだサンセット・スタジオに行ってきたけど、あそこは素晴らしい。きっと気に入るよ」って言って、連れてったんだ。そうしたら、以前に使った部屋は改修されて、気に入らない音になっちまってた。それで別の部屋で何週間か、さんざん苦労することになった。結局は素晴らしい音が作れたと、俺たちは思ったんだけどな。それをロンドンに持ち帰ったら、他のメンバーが待ち構えてたんで、オリンピック・スタジオで聴いてもらった。すると、どうしようもないヒドい音だったんだよ。ペイジと俺は、文字通り、土下座して謝った。俺が悪いってことになったんだ。仕方ないよな。こないだジミーに会ったら、「Levee Breaks」は、ロサンゼルスでのミックスが、結局、アルバムに収録したやつになったって言ってた。知らなかったよ。だから、何かしらの成果はあったってことだろうな。俺はアイランド・スタジオでミックスをやり直して、なので、ちょっと妙になっちまった。

  • 彼に共同プロデュースのことを聞いたら、「あんたにはその資格があるけど、そうしないつもりだ」って言われた。彼自身は俺とやりたかったんだろうけど、ボンゾが俺と関わりたくなかったんじゃないかな。ボンゾはとにかく俺をとことん毛嫌いしてたようなんだ (笑)。こないだどっかのクラブで出くわした時も、俺をぶちのめそうとしたし。「バカ丸出しの帽子だな」って言うんで、「そのろくでもないボディガード2人は抜きで来いよ。そしたら相手してやる」って返したら、「そうか、くたばりやがれ」。何も起きなかったけどな。ペイジは、その後、スワンソング・レーベルからディテクティブってバンドがアルバムを出す時、俺にプロデュースを頼んできた。最初は自分でやるつもりだったのが、何かの都合でやれなくなったんで、電話してきたんだ。今でも良い友達だよ。彼からは途方もなく沢山のことを学んだ。


「Rolling Stone」誌にこないだ載ったジミー・ペイジ8時間インタビューってのも、機会があったら見てみないとな。

→ Rolling Stone - Cover Story Excerpt: Jimmy Page Looks Back on Led Zeppelin's Epic Ride

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