アンディ・サマーズ、ザ・ポリスの音楽を語る (1/9)
ザ・ポリスのギタリストとして有名なアンディ・サマーズだけど、1960年代からソフト・マシーンやジ・アニマルズに参加してたり、ザ・ポリスの解散後はソロで活動してるし、文筆家や写真家としても評価が高い。「Guitar International」サイトの2010年3月の記事より。すごく長いので、主だった部分を抜き出して紹介する。
→ Guitar International - Andy Summers Interview: Guitars, the Police and Mudra Hand Gestures
「ギター・ヒーロー」にありがちな速弾きやド派手なソロと違って、一見簡単そうに聞こえるのに実は挑戦的で難しい、そのスタイルはどこから来たのですか。
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ある程度は、それしか出来ないからだけど、ザ・ポリスに入るまで数年間、クラシック・ギターをやってたんで、ワイドストレッチも難なく出来るし、手がとても強くなってたんだよ。だけど、本当のところは、他の誰とも違う音楽をやりたかったからだ。バレー・コードなんか弾かない。3rdの代わりに9thとか、パラレル5thを3つとか。
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ザ・ポリスについて言えば、3人の素晴らしい化学反応だったんだ。何年も一緒に演奏しながら、互いに影響し合って、ロックに限らず、本当に沢山のことから影響を受けて、幅広く色んなものを音楽に還元していった。いい耳を持ったシンガー (スティングのこと) と一緒だったしね。そういうのが自然に染み付いてったわけだ。
ソロ・アルバムも沢山リリースしていますが。
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ザ・ポリスでの演奏を本当に判ってもらうためには、ソロ・アルバムを聴いてもらわないといけない。全く違うけどね。もっとずっと複雑なんだけど、セロニアス・モンクのカバー (「Green Chimneys」(1999)) とチャールズ・ミンガスのカバー (「Peggy's Blue Skylight」(2000))、特にミンガスのはかなり注目してもらえたよ。あれは限界への挑戦だった。クロノス・カルテット、デビー・ハリー、Qティップ、ランディ・ブレッカーなんかに参加してもらって、やれる限りやった。
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「Earth & Sky」(2004) ってアルバムは、バンド形式でやって、自分で言うのも何だが、本当に良いものが作れた。3年半前にクラシック・ギターのベン・ヴァーダリーと作った「First You Build a Cloud」(2007) は、基本は即興を2〜3日やった結果なんだけど、面白いアルバムになった。その中の「Bring on the Night」(ザ・ポリスの曲) を聴いてみてくれよ。
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私にとってザ・ポリスの音楽は、そうだな、違うんだよ。まず歌があってそれをいかに効果的に聴かせるか、他の2人とどう共鳴したり互いに反響したりするか、そういったことの中に挑戦があるんだ。高度な和声とか複雑な曲構成とかはソロでやる。ソロでは、自分はギタリストでもあるし作曲家でもあるし、普通じゃありえないところまでアイデアを展開していくんだ。
いきなり関係ない話だけど、こんなのがリリースされたのだね。
→ The Crimson ProjeKCt - Live in Tokyo, March 15 2013
→ The Crimson ProjeKCt - Live in Tokyo, March 16 2013
→ The Crimson ProjeKCt - Live in Tokyo, March 17 2013
一方じゃ、もう大評判だけど、ロバート・フリップが奥さんとクイズ番組に出演して、好々爺ぶりを炸裂させてくれちゃってるし (笑)。
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