カール・バルトス、ソロアルバムやクラフトワークなどを語る (3/4)
1975年から1990年までクラフトワークのメンバーだったカール・バルトスが、ソロ・アルバム「Off the Record」のリリースに合わせて、珍しく色んなインタビューに答えている。これは「GQ」誌サイトの2013年3月の記事より。
→ GQ | Karl Bartos Post Kraftwerk Interview
「Musica ex Machina」はエレクトロニック (元ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダーのバーナード・サムナーと元ザ・スミスのジョニー・マー、2人の遊びユニット) を思わせますね。彼らとの1990年代の仕事は楽しかったですか。
-
私の人生で最高の時だった。1996年の彼らのアルバム「Raise the Pressure」で9曲を手伝った。1994年に彼らが私をドイツまで訪ねてきてくれた時、ちょうど自分のソロ2作めを作ったところだったが、最初からうまが合った。彼らはイギリスのポップ・カルチャーの優れた代表だよ。
-
ジョニーをマンチェスターの家まで訪ねて行った時、ギターを手に取ったら、彼らは本当に驚いていた。私がギターを弾けるなんて思ってなかったようで、それが良いきっかけになった。彼らは変てこで妙なパーカッションを頼んできて、私は他にもメロディやコードもやったし、歌詞を書いた曲もある。「Time Can Tell」って曲で、これは本当に自慢だ。
-
彼らとはとても楽しく過ごせたが、「Musica ex Machina」はもっと前の自分のバージョンまで遡って作った。
なお、バルトスのことは、サムナーが友達から推薦されたんだそうた。
ちなみに、この曲のタイトルは、古代ギリシア演劇の超ご都合主義な演出手法を指すラテン語「Deus ex Machina」から来ていて、「機械仕掛けの音楽」とでも訳すことになるんだろうな。
最近の記事
- 2023/7/29 - ロバート・フリップ、イーノやボウイやクリムゾンを語る (1/4)
- 2023/1/22 - ジェフ・ベックを語る
- 2019/9/21 - トーマス・B・W・ベイリー、日本のインディー系レコード店を語る (1)
- 2019/9/13 - ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムを語る
- 2019/4/27 - ラルフ・ヒュッター、過去をふり返る (1/3)
- 2018/8/2 - パトリック・オハーン、フランク・ザッパなどを語る (1/4)
- 2018/5/23 - トニー・ヴィスコンティ、T・レックス「Electric Warrior」を語る (キャリアを語る (1))
- 2018/4/16 - ドゥイージル・ザッパ、アラン・ホールズワースを語る (1/2)
- 2018/1/11 - デイヴ・グロール、ジミー・ペイジ&ロバート・プラントと語る (1/7)
- 2018/1/7 - アラン・ホールズワース、ファンの質問に答える (1/4)
人気の記事
- 2016/1/26 - トニー・ヴィスコンティ、デイヴィッド・ボウイを語る
- 2015/12/1 - 色んな関係者、ジェフ・ポーカロを語る (1/3)
- 2014/9/8 - ロバート・フリップ、「キング・クリムゾンの掟」を語る
- 2013/9/9 - コージー・パウエル、デビュー当時を語る (自らのキャリアを語る (1/12))
- 2013/2/9 - ラルフ・ヒュッター、クラフトワークの音楽を語る (1/4)
- 2012/7/4 - エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサーと語る (1/14)
- 2012/6/1 - スコット・ハルピン、キース・ムーン代役事件を語る (1/2)
- 2012/5/11 - テリー・ボジオ、エイドリアン・ブリューを語る
- 2012/3/31 - 記者、リッチー・ブラックモアを語る
- 2012/1/15 - スティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・カリウタを語る