コージー・パウエル、レインボーを語る (自らのキャリアを語る (5/12))
1998年に不慮の事故で亡くなってしまったコージー・パウエルだけれども、これは1996年のインタビューとのこと。Joe Geesinってロック評論家の個人サイトの記事より。かなり貴重。今回はレインボーの「ダークサイド」の話とか。
→ Joe Geesin - Freelance Music Journalist > Cozy Powell Interview
今でもトニー・キャレイとかとは連絡を取ってますか。
- いや。トニーを最後に見たのは、俺たちが閉じ込めようとしたシャトーから、奴が出て行く時だ。可哀想に、奴はレインボーのダークサイドだった。リッチーはバンドに気にくわない奴がいると、とことんいじめ抜く。そして、とにかくキーボード奏者を嫌ってた。トニーはそうとうひどい目にあってたよ。「L.A. Connection」って曲を聴いてみるといい。あれの歌詞は、録音に使ってたシャトーから奴が逃げ出すところを歌ったものだ。正直に言って、俺たちはトニーの人生をボロボロにしちまった。キーボード奏者としてはそれなりに優秀だったんだけどな。ちょっと生意気だったんだよ。リッチーの前でそんな態度でいてみろよ。一発で火あぶりだ。
レインボーでの最後のライブは、1980年のドニントンですね (「Monsters of Rock」フェスティバルのこと)。
- あの時、俺はジューダス・プリーストのPA機材を燃やしちまったんだ。ゼリグナイト (ダイナマイトの一種) を使って爆発のテストをしてたら、やっちまった。グレアム (Graham)・ボネットは「Stargazer」の歌詞を忘れちまってるしさ。どの曲の歌詞もほとんど憶えてなくて、まぁ、たいがい、そんなだったんだが。
彼がMSGをクビになったのも、そのせいでしょうか。
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その手の話は山ほどある。リーズ大学 (ザ・フーのライブ・アルバムで有名) でライブをやった時、奴は聴衆に向かって、「お前らがマイケル・シェンカーだと思って聴いてるのは、本当はこれだ」ってアナウンスして、機材の陰でギターを弾いてるクルーに照明を当てさせた。そして、ステージ上で自分のモノを出して、小便したんだとさ。やってくれるぜ!
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だけど、それも伝説だ。どこまで本当かは知らない。
ちなみに、「Graham」を「グラハム」って読むのは、「ジョン・ボンハム」と同じくらい、変なんだけどな。次回は、ソロアルバムの話。
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