トニー・レヴィン、自らのキャリアを語る (5/5)
時たま紹介してる「For Bass Players Only」サイトから、2013年8月の記事。今さら説明するまでもない人だけど、色々と興味深い。
→ For Bass Players Only | Tony Levin interview
来月、新しいアルバムをリリースするそうですね。
- そうなんだよ。「最近」なんてもんじゃなくて、今週アナウンスしたばかりだ。ドリーム・シアターのキーボードのジョーダン・ルーデス、ドラムス兼ギターのマルコ・ミンネマン、そして私のトリオだ。CDのタイトルは「Levin Minnemann Rudess」。インタビューやボーナス・トラック入りのエンハンストDVDも出す。何ヶ月かかかって、7月半ばに完成したばかりだ。中身は複雑なプログレッシブ・ロックで、思ってた通りだろう。スティック、Music Manベース、NSエレクトリック・アップライト、NSエレクトリック・チェロ、色々と楽しく演奏できた。
他には何を?
- 今はスティック・メンの米国ツアー中だ。今月末にはヨーロッパ・ツアーに行く。その後はロサンゼルスで、あるアルバムのビデオ収録。9月には、できればフットボールの試合を幾つか観て、それからピーター・ゲイブリエルのツアーでヨーロッパに戻る。去年アメリカでやった「So」ツアーの続きだ。来年は、1月にスティック・メンのツアー、その後にピーター・ゲイブリエルのツアーもたぶん。
将来はどうですか。
- やりたいことは沢山ある。たいていの人もそうだろうけど、やるべきことをまだまだやり残してる気がしてる。兄のピートとジャズ・グループを作ろうとしてて、曲も書いてる一方で、演奏の腕が落ちないように、練習も山ほどやってるよ。新しいソロ・アルバムも作ってる途中で、価値あるものにするには、それにも時間と練習がもっと山ほど必要だ。スティック・メンは、次のアルバムに向けた曲作りを始めてる。ライブももっとどんどん続けて行きたいね。クリエイティブなミュージシャンたちのアルバム作りに呼ばれるのも、楽しみにしてる。何年もずっと、そういったプロジェクトに参加できて、色んなインスピレーションをもらえてるのは、本当に幸運だ。
もしもベース (やスティック) を弾いてなかったら、何をしていたと思いますか.
- え? 音楽以外の何か? それは答えるのが難しいな。地球が出来て以来ずっと、ベースを弾くことしか考えてこなかったからね。文章を書いたり写真を撮ったりするのも好きだけど、どっちかだけじゃやっていけないから、どっちもってことかな。
「Levin Minnemann Rudess」はこちら。リキッド・テンション・エクスペリメントあたりと比べてみるのも、面白いかも。自分はボジオ・レヴィン・スティーヴンスが気に入ってるけど。
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