ロバート・フリップ、アンディ・サマーズと語る (12/16)

05 January 2014  |  Tags: Robert Fripp, Andy Summers, The Police

1984年、フリップとサマーズがアルバム「Bewitched」をリリースした時のラジオ番組を、ファンが録音してて、後から口述筆記 (テープ起こし) したものだそうだ。普通のインタビュー記事と違って、後から言葉を整理・編集したりしてないので、ある意味 (笑)、生々しい。すごくリラックスした雰囲気。

→ Elephant Talk | Interview with Robert Fripp and Andy Summers on WHFS 99.1 in Annapolis/Baltimore


ザ・ポリスは寿命の短いバンドでしたけど、3人ともすごく際立った個性を持ってましたよね。色んな押したり引いたりがあったんじゃないかと思いますが。

  • サマーズ:まさに。

ザ・ポリスの曲は、あなた自身のアレンジの貢献も、本当はかなりあるんじゃないですか。つまり、「Every Breath You Take」とか、スティングの曲って思われてるわけですけど、最初は必ずしもああじゃなかったんじゃないですか、と。

  • サマーズ:そうだね。6年以上やってたけど、最終的な仕上がりが、最初のデモとはずいぶん違うなんてのは、しょっちゅうだ。何だってそうだよ。編集したり組み立てたりってのは、元を作るのと同じくらいクリエイティブなんだ。元の素材は必要だけど、それを全く違うものに変えてしまうこともある。

「Every Breath You Take」の他にも、そういう曲はありますか。

  • サマーズ:例えば「The World Is Running Down」なんかもそうだ。スティングの歌詞は素晴らしいと思ったけどね。最初の形跡は何も残ってない。元はディスコ調で、コードも何もかも全く違ってたんだ。この曲だけは、スタジオん中でもかなり摩擦があった。自慢じゃないが、あのコードと特徴的なギターを入れなかったら、ああいう曲にはならなかっただろうな。

もっと自慢してもいいですよ。

  • サマーズ:じゃ、そうしよう。あのサウンドとコードを、スチュワートのドラムスに合わせた瞬間、これこそが鍵だと思ったね (指をパチンと鳴らす)。そうしたら、レコーディングは5分間、ほとんど一瞬で終わった。鍵が必要だったんだ。

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