ケヴィン・エアーズ、イーノ達との「June 1, 1974」を語る (自ら代表作を語る (6/9))
これも「Uncut」誌。2008年10月の記事がウェブに掲載されたもので、ケヴィン・エアーズがザ・ソフト・マシーン、ソロ、ブライアン・イーノたちとの共作とか、代表的な8枚のアルバムについて語っている。エアーズはこの後、2013年2月に亡くなった。
→ Uncut | Kevin Ayers - Album by Album
ケヴィン・エアーズ、ジョン・ケイル、ニコ、ブライアン・イーノ「June 1, 1974」(1974)
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みんな似たようなキャラクターだった。ただ、それぞれ全く違う方向を向いてた。それを一本にまとめようなんて、自分だったら、ありえないな。一緒にコンサートをやろうなんて、絶対に思わないよ。やった仕事、やってきたことが、あまりに違いすぎる。
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俺たちに共通してたのは、同じ時に同じレーベルに所属してた、そして、アンダーグラウンドだった、それだけだ。ベストな選択とは、とても思えない。そうだな、「アンダーグラウンド」より「外れてる」ってほうが、いい言葉だ。決して音楽の主流にはならない。AMラジオでかかるような音楽は作らない。FMで深夜にかかるような音楽なんだ。ポップスターなんかにはならない。アイランド・レーベルも、それはよく判ってた。それが、俺をスターとして売り出そうとしたんだ。シルクのスーツを着せて、銀の靴を履かせてだ。だが、俺がそんなふうにならないのは、判りきってるだろ。だから、終わったんだ。リチャード・ウィリアムズっていう大した男がいて、このアルバムもプロデュースしたり、色々サポートしてくれたが、社長のクリス・ブラックウェルは、なんかボーッとしてたんじゃないか。俺を売り出すためのカテゴリーもイメージもうまく作れなかった。だから、終わったんだ。もう骨董品みたいな価値しかないよ。
今日のおまけ。またも全く関係ないけど、何じゃ?こりゃ。赤ちゃん向けクリムゾン、赤ちゃん向けザッパって (笑)。イスラエルの人で、自分の姪のために作ったんだそうだけど。
→ Nadav Lazar - Baby Crimson
→ Nadav Lazar - Baby Zappa
→ Nadav Lazar - Baby Zappa 2
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