ジョン・ハイズマン、アラン・ホールズワースとオリー・ハルソールを語る

22 July 2016  |  Tags: Jon Hiseman, Allan Holdsworth, Ollie Halsall, Tempest

コロシアム、テンペスト、そしてコロシアムIIのリーダーだったジョン・ハイズマンがキャリアを色々と語っている内から、歴代ギタリストについての箇所を抜粋。「DMME」サイトの2004年11月の記事より。

→ DMME: Let It Rock | Interview with Jon Hiseman


テンペストとコロシアムの最大の違いは何ですか。

  • テンペストはストレートなロックで、(コロシアムに比べて) ジャズ臭は薄い。アラン・ホールズワースはテンペストのデビュー・アルバムで、彼のキャリアの内でも最高のソロを弾いてくれてる。なんてっても、短いからね。

アラン・ホールズワースとオリー・ハルソールは、どう違いましたか。

  • アランはやたら几帳面で、頭脳明晰だし、自分のビジョンを持ってる。オリーは変な奴で、カメレオンだ。どんな仕事にも自分を合わせられる。面白くて、大好きだよ。

パトゥ (ハルソールが以前にいたバンド) の頃から知ってましたか。

  • いや、パトゥは聞いたことがない。人から紹介されたんだ。一緒に演奏してみて、大した奴なんで、すぐさま意気投合した。マーク・クラーク (ベーシスト) とオリーと俺のトリオはすごく良かったな。

アランはどうやって知ったんですか。

  • ジャズの奴らが教えてくれた。「イングランドの北に、とんでもないギタリストがいる」って。だが、テンペストはアランの居場所じゃなかった。ずっと不幸だった。彼はジャズがやりたかったんだ。だから去ってった。

テンペストがアルバムを2枚作っただけで終わったのは、なぜですか。

  • 売れなかったってだけのことだ。音楽的には楽しかったけどな。

知ってる人は少ないかも知れないけど、ジョン・ハイズマンはカーマイン・アピスなんかと同世代のドラマーで、自分はどっちかっていうとオーガナイザーとしての力量に注目してた。で、気になる記事だったんで、強引に紹介。

この人はコロシアムを解散させた後、1973年にテンペストを作って、1枚目のアルバムでアラン・ホールズワースを、2枚目でオリー・ハルソールを世に送り出した。両方の間に一瞬だけツインギターだったことがあって、その時のライブが聞き物。下記などで聴けるけど、今見たら「新品 114,000円」って.....

→ Amazon | Tempest - Under the Blossom: Anthology

YouTubeに曲ごとに上がってるんで、それをとりあえず聴くのがいいかも。左のギターがホールズワースで右がハルソール。

→ YouTube | Tempest - Foyers of Fun (BBC Radio One)
→ YouTube | Tempest - Gorgon (BBC Radio One)
→ YouTube | Tempest - Up and On (BBC Radio One)
→ YouTube | Tempest - Grey and Black (BBC Radio One)
→ YouTube | Tempest - Brothers (BBC Radio One)
→ YouTube | Tempest - Drums Away (BBC Radio One)
→ YouTube | Tempest - Strangeher (BBC Radio One)



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