スティーヴ・ヴァイ、フランク・ザッパのオーディションを語る

16 August 2017  |  Tags: Steve Vai, Frank Zappa

インタビュー動画から口述筆記してくれてるとっても有難いブログの記事より。

→ Quotations upon Quotations | Steve Vai on His Audition for Frank Zappa's Band

元の動画は、2006年12月にバークリー音楽大学がYouTubeに投稿したもの。

→ YouTube | Berklee Online Interview: Steve Vai on His Audition for Frank Zappa's Band


  • オーディションのことは、よく憶えてる。彼は、自分の曲を全て憶えてこい、って言ったんだ。だけど、実際に行ったら、彼の曲は何も演奏させられなかった。代わりに、彼は「じゃ、これを弾いてみろ」って言って、ギターで怪しげなラインを弾いた。フランクのスタイルは独特で、技巧的ってより、もっと直感的だ。

  • 彼は「今のをこのテンポで弾いてみろ」って言って、指を鳴らした。私は、間違えたらそれっきりだと思って、間近でじっとよく見た。そして、「はい」って答えて、それを弾いた。みんな周囲にいるところで、こっちはまだ20歳の若造なのに。

  • 今度は「この音をここに付け加えてみろ」って言って、ある音を弾く。なので、「はい」って答えて、少し考えて、そう弾いた。そうしたら、「それを7/8拍子で弾いてみろ」。「はい」って答えて、7/8拍子で弾いた。「じゃ、7/8拍子のレゲエで弾いてみろ」。しばらく考えて、「はい」って答えて、7/8拍子のレゲエで弾いた。そんなものをギターで弾くなんて、ありえないんだけどな。

  • さらに彼は「今度は、この音を付け加えてみろ」。そう言って、ある音を弾いた。私はしばらく考えて、顔を上げて、彼に答えた。「無理です」。本当に不可能で、誰も弾けるはずがなかったからだ。彼は両手を腰に当てて、「そうか。リンダ・ロンシュタット (当時のポップ歌手) がギタリストを探してるそうだよ」。


このインタビューはここで終わりだが、別の動画によると、オーディションの後、一日のリハーサルが終わったところで、ヴァイが「今日は有難うございました。申し訳ありませんでした。これで家に帰ります」と言ったら、ザッパが「お前はもうバンドの一員だよ」。

→ YouTube | Steve Vai Talks about Zappa Audition

けど、「7/8拍子のレゲエ」って (笑)..... こんなのの親戚か? これは7/8 + 5/8だけど。

→ YouTube | Gentle Giant - Give It Back

とか言ってたら、7/4なんてのも見つけちゃったよ。レゲエ、深いな。

→ YouTube | Easy Star All-Stars - Money (Reggae version) (from "Dub Side of the Moon")



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