アラン・ホールズワース、ファンの質問に答える (4/4)

18 January 2018  |  Tags: Allan Holdsworth

ファンから集まった質問を記者が本人に伝える形のインタビュー。「Guitar World」誌サイトの2017年7月の記事より。文字通り生前最後のインタビューで、ホールズワースはこの数日後に亡くなった。

→ Guitar World | The Final Interview: Allan Holdsworth Talks SynthAxes, Jaw-Dropping Solos and More


サックスをやりたかったのが、買えなかったので、結局、ギターに決めたそうですが、本当ですか。

  • いや、ギターに決めたりなどしていない。父が買ってくれたのがギターだっただけだ。サックスとかの管楽器にずっと興味を持ってる。けれども、とても高かったんだ。最初はギターが嫌いだった。それが、何ヶ月か好き勝手に遊んでいる内に、だんだん感じが掴めてきた。14歳の頃だ。何年も、何ビールも (yearsとbeersをかけてる)、前のことだね。

アル・ディ・メオラはピッキングで弾きますが、対極にいますよね。もっと普通に弾こうと思ったことはないんですか。

  • ギターを弾き始めた頃は、皆と同じようにピッキングしていた。1960年代に何年かブルース・バンドにいたことがあって、そういう弾きかたが気に入ってた。スタイルを変えたのはしばらく後で、スタッカートからレガートなアプローチに変えた。違うサウンドが欲しかったんだ。

「Flat Tire: Music for a Non-Existent Movie」を出してから、もう16年も経ちますが、新作は作りますか。

  • ちょうど今、ジミー・ジョンソンとヴァージル・ドナティと組んで、新しいアルバムを作っている。私はギターとシンタックスだ。「Flat Tire」ほどジャズっぽくなくて、もっとアグレッシブだ。興奮してるよ。引退するか死ぬか、どちらかより前に、もう少しアルバムを作りたいね。見ていてくれ。

また始まったよ。ギターなんか嫌いだったって、なのにあんなことやこんなことを平気でやっちゃうんじゃ、世の中のギター大好き、ギター本命な良い子はどうすりゃいいんだ?

それにしても、新作を制作中だったとは。未完でもいいんで、日の目をみたりしないかな。黙祷.....

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