ラルフ・ヒュッター、過去をふり返る (3/3)
ドイツの「Zeit」誌サイト、2017年5月のオンライン記事より。2015年から2017年にかけてのインタビューとのこと。原文はドイツ語で、タイトルの英訳は「And suddenly we were in the electronic garden」。特に後半が面白かったので、頑張って紹介することにした。
→ Zeit Magazin | Kraftwerk: Und plötzlich standen wir im elektronischen Garten
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いつも「Autobahn」を演奏してて、飽きてきたりしませんか、って時々聞かれる。(目の前のカップを指して) コーヒーだって毎日何杯も飲むだろう。繰り返すのは悪いことじゃない。実際のところ、「Autobahn」も含めて、今の演奏は昔とは全く違う。オリジナルの魅力は保ったまま、もっと低音重視に、もっとパワフルに、もっとダンサブルになってる。
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メディアの情報に費やす時間は最小限にとどめている。自己防衛のためでもある。でないと、脳みそがオーバーフローして、精神的におかしくなってしまう。経験を重ねる内に判ってくる。精神には休息が必要だ。本質的なものだけに集中しないといけない。
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中国でもツアーしたいね。それが夢だ。許可がおりないんだよ。
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曲のアイデアを書き留めるのは、昔から手書きだ。コンピューターは使わない。
後半、断片的な発言が続くようにになってしまってて、ヒュッターも疲れやすくなってきたのかも知れない。
今日のおまけ: またもブライアン・メイねたで申し訳ない。曲もビデオもいかにも1980年代だが、2分22秒あたりからのギターソロはブライアン・メイなのだ。
このころは、Frankie Goes to Hollywoodだの、Johnny Hates Jazzだの、When in Romeだの、けったいな名前のバンドが続出したが (けなしてはいないので念のため)、Living in a Boxもその一つか。どういう成り行きでこんな飛び入りになったのかは不明。
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