リック・ロビンソン、ピーター・グリーンを語る (30人のギタリスト、30人を語る (29/30))

14 March 2012  |  Tags: 30 on 30, Rich Robinson, Peter Green

「Guitar World」サイトの2011年12月の記事より。雑誌が創刊30周年ってことで、著名なギタリスト30人にそれぞれ憧れのギタリストを語ってもらったっていう企画。今回は第29回。

→ 30 on 30: The Greatest Guitarists Picked by the Greatest Guitarists


  • アメリカで育ってたら、フリートウッド・マックを聴いたことがないってのはありえないよな。「Rumours」とか「Fleetwood Mac」とか、ラジオでかかりまくってたし。それで、ピーター・グリーンの遺産ってのが気になり始めてさ。もちろん、そのへんのアルバムよりずいぶん前に、彼はバンドを離れちまってるけど。そして、この人の驚くべき才能に出会ったってわけだ。彼の演奏には本当に心を動かされる。「Oh Well」や「Rattlesnake Shake」なんか、衝撃的だ。弾きすぎないんだよ。ブルースはシンプルさが肝心だって、ちゃんと判ってる。本物だ。俺にとって、彼はブルースを弾く白人のベストだね。ブルースの魂と情熱をしっかり持ってる。けど、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジとかと比べると、全く知られてないんだよな。「I Need Your Love So Bad」あたりを聴くと判るけど、曲そのもののために自分のエゴは抑えて、曲の雰囲気を正しくとらえて、絶対に派手にならない。さっき名前を出したギタリストたちとは違う。だから、見過ごされちゃってるんじゃないかな。それに、おそろしく幅が広い。ヘンドリックスとかと違って、この1曲ってのがないんだ。

  • ブラック・クロウズ (リック・ロビンソンのバンド) がジミー・ペイジとレコーディングしてツアーした時に、彼はピーター・グリーンの話をたくさん教えてくれた。彼もこの人が大好きなんだって、よく判ったよ。ジミーほどの人物も賞賛してるんなら、俺のあこがれもますます強くなるってもんだ。


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