スティーヴ・ヴァイ、「The Story of Light」全曲を語る (10/12)

04 August 2012  |  Tags: Steve Vai

「Music Radar」サイトの2012年7月の記事より。8月に発売される7年ぶりの新作について、曲ごとに解説している。

→ Steve Vai Talks The Story of Light Track-by-Track


Racing the World

  • アルバムが出来上がってから聴き返してる内に、全体を調和させるのにもう少しどうにかしたいなってんで、あれこれ試すのがしょっ中なんだ。「Passion and Warfare」の時は、何年もかかって一通り作り上げてから、どうももの足りない気がしたんで、1日半で「The Animal」を書いて録音してミックスした。この曲も同じだ。どうもアルバムがちょっと濃密すぎないかって感じて、それでシンプルで楽に聞ける曲を入れることにした。

  • 大勢の人が俺にギター・インストゥルメンタルを期待してるけど、ジョー・サトリアーニにならないように作るのは難しいんだよ (笑)。彼と間違われないような弾きかたも沢山できるはずなんだけど、あるタイプのグルーブにメロディを載せると、どうもいつもサッチ風味 (サッチはサトリアーニの愛称) になっちゃうんだよな (笑)。沢山のアルバムを違うふうに作ってきてるから、それはそれでいいんだけど。この曲は気楽に気持ちよく聴ける美しいメロディにしたかった。エンディングをできるだけ長くしたつもりだ。ボクサーみないなもんだよ。精魂尽き果てるまで、パンチし続けたんだ。


自分に最初にギターを教えてくれた先生 (っても歳は4つくらいしか違わないけど) をそんなふうに言っちゃいかんよ (笑)。

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