エディ・オフォード、イエスを語る (5/10)

21 January 2013  |  Tags: Eddy Offord, Yes

「Notes from the Edge」ってサイトにあった記事より。1990年代前半のインタビューと2000年のインタビューを合わせたものとのこと。今回は「Fragile」の話。

→ Notes from the Edge - Conversation with Eddy Offord


  • アルバム「Fragile」にソロの曲が収められてる理由について、ジョンは各メンバーの才能を見せたかったからだ、クリスはアルバム作りの時間が足りなかったからだ、って言ってるそうだけど、どっちでもない。メンバーが一人ずつソロアルバムを作ることを考えてて、それでバンドの結束を強めようとしてたんだと思う。「なんでジョンとクリスだけが曲を書くんだ」、「なんで彼らだけが印税を持ってくんだ」、「なんで誰もがやりたいことをやる機会を持ってないんだ」。そういうことだったんだよ。

  • 「Fragile」の後、ツアーに付いてきてくれって言われた。アルバムの音をライブで再現するためだ。当時はサンプラーなんかないからね。パイプオルガンとかヴォーカルのキューとか、あれこれテープに入れて繋ぎ合わせて、Revoxテープレコーダーを持って行った。曲の色んなところでプレイ・ボタンを押すんだ。「Close to the Edge」の出だしの滝の音なんかもそうだ。エンジニアやプロデューサーがツアーに同行するってのも変な話だけど、最高の時を過ごせたよ。正直なところ、俺の一番の役割の一つは、仲裁役っていうか、精神科医っていうか、物事をスムーズに進めることだった。バンドのメンバーほとんど、特にクリスそしてジョンとは、本当に仲良しになってたんだ。


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