ブライアン・イーノ、iOSアプリ「Scape」を語る (3/5)
ブライアン・イーノが昨年秋、アルバム「LUX」と前後してリリースしたiPad/iPhoneアプリ「Scape」について、共同開発者のピーター・チルヴァーズと一緒に語っている。英国「The Guardian」紙サイトの2012年9月の記事より。
→ The Guardian - Brian Eno and Peter Chilvers Talk Scape, iPad Apps and Generative Music
Scapeはゲームから借りてきてる部分もあるでしょう。最初に使う時には、限られた数のサウンド、バックグラウンド、ムードしかないのが、使っていく内に、そういう要素が一つずつアンロックされていきますよね。もっとも、何かを達成しないといけないってシステムじゃないですが。
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「ゲーミフィケーション」って言葉は初めて聞いたが、アプリで演奏すればするほど見返りがあるのは確かだ。それぞれの要素やそれらの組合せが、最初はただツールボックスとして目の前に放り出されているだけなのが、だんだん判るようになってくる。
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(チルヴァースの補足) 全てを把握するには、一ヶ月はかかるだろうね。
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幾つかのサウンドは新しいが、他はもっと古い。ベースサウンドの内、2つは10年以上前、1つは20年以上前のだ。
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どんなところににもうまく収まるサウンドを見つけたりもした。その役割は音楽的ってより空間的なものだ。音楽のテリトリーの境界を決めてくれるんだよ。前面と背景を構成して、間に空間を作り出してくれる。その空間に色んな音を入れることができるんだ。この「空間」って考え方が大切で、Scapeはサウンドと一緒に、絵というか、シーンを作っていく。
ちなみに、BloomとScapeの他に、こんなのもあったりする。
- Trope (One of the newest forms of sonema)
- Air (An endless 'Music for Airports')
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