ブライアン・イーノ、iOSアプリ「Scape」を語る (4/5)
ブライアン・イーノが昨年秋、アルバム「LUX」と前後してリリースしたiPad/iPhoneアプリ「Scape」について、共同開発者のピーター・チルヴァーズと一緒に語っている。英国「The Guardian」紙サイトの2012年9月の記事より。
→ The Guardian - Brian Eno and Peter Chilvers Talk Scape, iPad Apps and Generative Music
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音楽を時間から切り離して空間の中に置く。それはこういうことだ。生演奏はその場限りで消えていく。それがレコードやCDやコンピューターのデータになると、実体を持つようになる。音楽は、絵画と同じように、空間の中で実体として存在するようになるわけだ。
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1960年代、録音スタジオが音楽のツールになった時、それを使いこなすようになったのは、音楽学校ではなくて美術学校出身の奴らだった (イーノも美術学校の出身)。音楽学校の学生は旧態依然のまま、その場限りの演奏にこだわっていた。美術学校の学生は、音楽が絵画になる？、とっくに知ってるぜ、だったんだ。
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Scapeがやってるのは作曲ってより、断片を寄せ集めて新しい意味を与えること (curation) だ。あまり馴染みがないんで、人々はこの手の音楽アプリをよく勘違いする。ツールかゲームか何かって思っちゃうんだ。
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