イアン・アンダーソン、「Thick as a Brick 2」を語る (4/6)
ジェスロ・タルのリーダーでこないだ来日したイアン・アンダーソンが、昨年リリースした「Thick as a Brick 2」について、なぜジェスロ・タル名義じゃないのかとか、色々と語っている。「Classic Rock Revisited」サイトの2012年3月頃の記事より。
→ Classic Rock Revisited - Thick as a Brick But Sly as a Fox: an Interview with Ian Anderson
ジェントル・ジャイアントのデレク・シャルマンがあなたの決心に影響したそうですが。
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彼は「Thick as a Brick」の続編を作らないかって一年半も言い続けてて、俺はいいかげん丁重にお引き取り願おうと思ってた。シカゴ郊外だったと思うが、シーフード・レストランで一緒に食事してて、彼がまた熱くまくし立て始めたんで、「ちょっとは落ち着いてクラム・チャウダーを食わせてくれよ」とか考えてた。そうしたら、二人のどっちが言ったか、思い出せないんだけど、「ジェラルド・ボストックは今は何をしてるだろうね。St. Cleve Chronicleは今はどうなってるだろうね」。その瞬間、「あ、これは考えないといけないな」。そう思ったわけだ。
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2010年のクリスマスの間、ずっと考えてた。2011年の1月には、可能な選択肢を調べるために、幾つかシナリオを作ってみることにした。2月には、3週間でアルバム全体を作曲した。結局は使わなかったピースも幾つかある。3月の最初の週にミュンヘンまで行って、ドイツ人ギタリストのフローリアン・オパール、キーボードのジョン・オハラと、全部のスコアを起こした。作曲ソフトの「Sibelius」ってのを使ったよ。膨大なページ数になった。それをバンドのメンバーに渡して、そして、8ヶ月間、放置してたんだ。11月になって、誰もが頭をかきながら、「これはちゃんとリリースして、どうなるか見てみようじゃないか」。そして、7日間リハーサルして、10日間でレコーディングした。それをスティーヴン・ウィルソンに渡してミキシングを頼んだら、きっちり締切までに仕上げてきてくれたよ。
こんなところにジェスロ・タルとジェントル・ジャイアントの接点があったとは。スティーヴン・ウィルソンはポーキュパイン・ツリーのリーダーで、キング・クリムゾンのリミックスなんかも担当してる。
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