グレッグ・レイク、キング・クリムゾン「In the Court of the Crimson King」を語る
エイドリアン・ブリュー、グレッグ・レイク、トニー・レヴィン、ジョン・ウェットンの4人が、キング・クリムゾンの思い出のアルバムを語っている。どれも抜粋のような断片だが、アルバム「Red」の再発売に合わせての企画だそうだ。「Something Else」サイトの2013年8月の記事より。初回はグレッグ・レイク。
本人とロバート・フリップ以外のメンバーについて
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イアン・マクドナルドは、それ以前はロックに関わったことはなかった。軍のブラスバンドにいたんだ。もちろん素晴らしいミュージシャンだが、ロックンロールの経験はゼロだったんだよ。彼が持ち込んでくれたのは、とてつもない音楽の知識と、卓越したオーケストレーションのセンスだ。
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そして、マイケル・ジャイルズだ。ドラマーだが、一人の人間としても格別だった。彼と喋ってると、1910年代とか20年代とか、まさに「華麗なるギャツビー」みたいな、あの時代を彷彿とさせるキャラクターなんだ。とっても快い人物だよ。
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そんなメンバーでバンドが出来上がった。なぜああいう音楽になったのか、なぜ徹底して様式的なのにあんなに異常なのか、判ってもらえると思う。
やっぱりよく判らないんだけど (笑)。ただ、マイケル・ジャイルズのドラムスはもっと色々聞きたい。
ちなみに、別のインタビューじゃ、こんなことも語っている。Gibson社サイトの2012年5月の記事より。
→ Gibson.com | Greg Lake Talks Guitars, King Crimson, ELP and the Late Gary Moore
デビュー・アルバムのユニークさについて
- 当時、ほとんど全てのイギリスのバンドはブルースやソウル、つまりアメリカの音楽をやっていた。なので、自分たちは違うことをやるために、ヨーロッパの音楽をやることにしたんだ。ロバート、私、そしてイアン・マクドナルドはヨーロッパ音楽の教育を受けてきてて、よく理解してた。ジャンゴ・ラインハルト (下の関連の記事を見て頂きたい) を演奏したり、パガニーニ (下の関連の記事を見て頂きたい) のバイオリンを練習したりしてきてたんだ。私自身はアメリカの音楽も大好きで、若い頃から演奏してたが、ヨーロッパの音楽をベースに新しいものを作り出すのは簡単だった。
今日のおまけ: 「In the Court of the Crimson King」、「Lizard」、「Red」の5.1サラウンド版のリイシューに合わせて、これまでのメンバーの一部が10月6日に集結したんだそうな。リンク先にある写真は左から、マイケル・ジャイルズ、ピート・シンフィールド、ビル・ブルフォード、デイヴィッド・クロス、ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、メル・コリンズ。
→ Classic Rock Magazine | King Crimson Reunion at Playback of Their Classic Albums
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