ロバート・フリップ、アンディ・サマーズと語る (4/16)
1984年、フリップとサマーズがアルバム「Bewitched」をリリースした時のラジオ番組を、ファンが録音してて、後から口述筆記 (テープ起こし) したものだそうだ。普通のインタビュー記事と違って、後から言葉を整理・編集したりしてないので、ある意味 (笑)、生々しい。すごくリラックスした雰囲気。
→ Elephant Talk | Interview with Robert Fripp and Andy Summers on WHFS 99.1 in Annapolis/Baltimore
今は歴史の中でおぼろげになってしまってますけど、当時、あの大いなる変革の頃...
- サマーズ:去年のことか (笑)。
...ホテルでどんな曲を演奏してたんですか。
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フリップ:君から言ってくれよ。そしたら、私も言う。
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サマーズ:Profidea (全く判らない。何だろう)、イスラエル国歌、「Happy Birthday Sweet Sixteen」、コードを知ってたのは、この3曲くらいかな。あとは赤面ものだ。
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フリップ:Jolsons (これもよく判らない) を何でも。ユダヤ教の結婚式や成人式の曲。成人式じゃ、ツイストとか、ちょっと違う音楽もやった。バンドの面々が私に、「ツイストはやれるか」って言うんだ。それで、時々ツイストの新曲の楽譜を買ってきては、書き写してバンドに渡してた。
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サマーズ:衝撃だな。
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フリップ:今でも時々その悪夢にうなされるよ。
アンディに聞きますが、なぜロバートと組もうと思ったんですか。
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サマーズ:なぜロバートか。そうだな。真面目に答えると、ずっと生きてきて、何となく知ってるつもりになってたことが、突然、意識に飛び込んできて、目の前がぱっと開ける、そんな感じだったんだ。ザ・ローチェス (The Roches) のアルバムで彼のソロを聞いて、この音は何だ、なんて素晴らしい音なんだ、そう思ったんだよ。
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フリップ:「Hammond Song」のことかな。
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サマーズ:あれは驚くべきソロで、心が張り裂けそうだった。それで突然、彼と彼の仕事が気になり始めたんだ。ディヴィッド・ボウイとの仕事なんか、本当に面白かった。その頃、私は、ザ・ポリスとは違うところで何かやりたい、そう思ってた。できれば、ザ・ポリスの活動を邪魔しない、けど音楽的に有意義なことがね。売れるかどうかとは全く違うプレッシャーだ。1980年代のギター・デュオって感じでやってみるのなんかいいかも、とか思ってた。なので、ミュンヘンに泊まってた時にロバートに手紙を書いた。帰国したら、ロバートから熱い返事が返ってきてた。それで、会って話を詰めたんだ。たしか、1980年のクリスマスに私の実家でだったと思う。1981年の9月に、ようやく一緒にアルバムを作った。それが、この「どたばたコンビ」の始まりだ。
ようやくまともな話になってきた (笑)。
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