エイドリアン・ブリュー、「FLUX」を語る (5/5)
再結成記念クリムゾン祭りのいちおう最後。とは言っても、ブリューは再結成組に入ってないので微妙だけれども、(ほぼ) 最新情報として紹介しておきたい。「Something Else!」サイトの2013年6月の記事より。
もう普通の曲はやりませんか。
- 実をいうと、この中には、これまで長くやってきた内でベストな作曲ってのが幾つかある。音楽のピースとしても素晴らしい。聞いたことのないようなものを、新しいソフトウェアで作り出す。ここ数年ギターでやってきたような色んなアイデアを使ってる。全てが入ってる。それがランダムになってるんだ。どんどん変化していく。だから、私がやってきたことを気に入ってくれてるなら、きっとこれも何かしら気に入ってもらえる。好きになれないところがあっても、問題ない。どうせ20秒後には消えてるんだから (笑)。
FLUXには終わりがないですね。
- そういうことだ。自分たちを解放してくれる。レコードとも、ダウンロードとも、すでに聞いたことのあるどれとも違う。終わりがない。好きなだけやり続けることができる。何でも足したり変えたりできる。1年後でも2年後でも、まだ聞いたことのないものを聞くことができる。私のほうも、曲を全く違うバージョンにしたり、メロディや歌詞を変えたりできる。別々の5つのギターソロなんてこともできる。限界はない。自分で決めたルールが、2つだけある。長いパーツは入れない。せいぜい4分だね。それより長くはしたくない。ペースや、興奮した気分や、驚かせる要素が無くなってしまうからだ。誰にでも、何にでも向いてるわけじゃない。これまで誰かがやった何物とも違う、そういうことなんだ。
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