バディ・ガイ、「Damn Right, I've Got the Blues」を語る (30人のギタリスト、この1曲を語る (17/30))
「Guitar World」誌サイトの「ベテラン・ギタリスト30人が語る、この曲でみんなの記憶に残りたい」って記事より。パート1は2014年1月、パート2は、なぜか1より古くて、2013年11月。元々は雑誌の2002年5月号に掲載されたものだそうだ。
「Damn Right, I've Got the Blues」(バディ・ガイ「Damn Right, I've Got the Blues」(1991))
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この歌詞はとりわけ自慢だ。歌うたびにそう感じる。よく判らないなら、もう少し人生を過ごしてみれば、いずれ判ってくるよ。金があれば幸せになれる、たいていの人はそう思ってる。だが、金持ちになったら、金を失いやしないか、そればかり気になってくる。金がないと、金を稼ぐことばかり気になってくる。それが、この曲 (ブルースと憂うつとをかけてる) で言ってることなんだ。
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仲間のボ・ディドリーも言ってたよ。「ドナルド・トランプ (不動産で財をなしたアメリカの億万長者) だって憂うつだろ」。自分の金から女たちを遠ざけとくのに、やっきになってないといけないからな。ビル・ゲイツでもいい。大金を稼ぎ出すやり方を考え出したはいいが、そのせいで毎月のように訴訟沙汰になってるじゃないか。いつも誰かが奴を狙ってる。だから憂うつになるんだ。どんな形でも、やってくる。
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ラバで畑を耕してたガキの頃、俺は、5,000ドルあれば二度と畑を耕したりしなくていいのにな、って思ってた。憂うつじゃなくなることなんかないなんて、判ってなかったんだ。その通りだろ。
シカゴ・ブルースの大御所とは、また渋い人選だな。この人なしには今のロックはありえなかったって言われるほどの人だけど、まだまだ元気そうでよかった。ちなみに、歌詞はこんなんだ。つまり、この曲名は「俺にはブルースがある」と「俺は憂うつなんだ」の2つの意味がある。
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