トニー・アイオミ、エドワード・ヴァン・ヘイレンと語る (3/12)
「Guitar World」誌サイトの2013年9月の記事より。元は同誌の2010年、発刊30周年記念の特別企画だそうな。面白い取り合わせだが、予定調和みたいなところも。
二人ともドラムスから始めたんですよね。
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エディ:(トニーに) え、そうなの?
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トニー:元々はドラムスをやりたかったんだ。だが、音がデカいってんで、両親が許してくれなかった。
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エディ:それでエレクトリック・ギターを始めて、もっとデカい音を出すようになったんだ。
二人ともリズムが優れてますが、ドラムスへの興味が関係あると思いますか。
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エディ:いや、元から自分に組み込まれてたんだと思う。大きくなって、デイヴ・クラーク・ファイヴなんかを聴くようになった時、真っ先に惹かれたのがグルーブだ。ああいうファンキーでヘヴィなグルーブが大好きだった。まずリズムを持ってなきゃいけない。リズムを持ってれば、何でも弾けるようになる。リズムを持ってて、音楽が好きなら、あとは、なりたい自分になれるまで、弾いて弾いて弾くだけだ。それで金が稼げるようになったなら、素晴らしい。そうなれなくても、趣味でやってけばいい。俺はギターを弾くことしか知らなかったからな。
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トニー:俺が最初に弾いた楽器は、アコーディオンだった。父がアコーディオンを弾いてたし、親戚にも何人もいた。ギターはいなかったな。家族はアコーディオンかドラムスか、どっちかだった。俺はアコーディオンからギターに移ったわけだ。
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エディ:俺は、ピアノは上品な楽器だってんで、練習させられたよ。
二人ともクラプトンから影響を受けたって言ってますね。
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トニー:ブルースってもの全般からだろうな。ジョン・メイオールとやってた頃の彼の演奏は、本当に気に入ってる。当時の沢山のギタリストが影響を受けてるよ。
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エディ:俺の場合、クリームのライブだ。他の仕事はどうでもいいってことじゃないけど。とにかくクリームは、リズム・セクションもだ。「Goodbye」に入ってる「I'm So Glad」(ライブ) の右チャンネルを聴いてみるといい。ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーが、マーシャルでジャズをやってる。俺にとってのクラプトンは、あのへんのスタイルなんだ。当時、あれだけ長いソロをやれるのは、彼しかいなかった。
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トニー:その通りだな。その後、ヘンドリックスとか色んな奴が出てきたが、ジョン・メイオールからクリームの頃のクラプトンは、実に大勢の人にウケてた。
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