ルー・リード、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどを語る (6/9)
古い人ついでに、追悼の意も込めて、2013年10月に亡くなったルー・リードを行ってみようか。「Guitar World」誌誌サイトの2013年11月の記事より。元は1998年の雑誌記事をウェブに転載したもの。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのこととか、色々と語っている。リッチー・ブラックモアとは違う意味で、とにかくインタビュアーをビビらせる人なんで、かなり貴重かも。
→ Guitar World | Lou Reed Talks about the Velvet Underground, Songwriting and Gear
「Perfect Night」はアコースティック・ギターとアンプの組み合わせから生まれたアルバムと言っていいですか。
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文字通り。ああいうギターとああいうアンプの組み合わせって、それまで全く聞いたことがなかった。ピエゾ (ピックアップ) の音は聞くに耐えないんで、ある人が作ってくれた (マグネティック) ピックアップを使ったんだ。特に何もしなくてもファンタスティックな音が出てきて、本当に驚いたよ。
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ギターはジム・オルセンって奴が作ってくれたものだ。驚異的だ。ピックアップはSunriseだ。前にもこのピックアップを組み込んだ別のアコースティック・ギターを持ってたんだが、あの音は出なかった。だから、組み合わせの問題なんだろうな。
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俺はCBSに買収される前のフェンダーのオタクなんだよ。いつもそれが基準だ。プラグを差して音を出した瞬間に、それがそこにある。こんな至高の経験はない。このサウンド、このトーン、この音圧、この歪み、何とでも呼んでいい。
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エレクトリック・ギターにぴったり合うアンプなら、最新式のを幾つも持ってるし、Soldanoは特に大好きだ。Jim Kellyのも絶対に手放せない。だが、アコースティック・ギターってなったら、Tone Kingしかない。プラグを差した瞬間、驚愕だ。アコースティック・ギターをエレクトリック・ギター用のアンプに繋いでも、悲惨な音にしかならないだろ。ボトムは無いか、爆発してるか、どっちかだ。だが、Tone Kingを通すと、最高の音になる。
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そうすると、次の問題は、フィードバックをどうするかだ。スタジオじゃ、大して問題にならない。小さいアンプを使えばいいだけだ。それが、ニューヨークの「サパークラブ」のライブじゃ、座って弾き始めた途端に、フィードバックの嵐だ。なので、友だちのピート・コーニッシュに来てもらった。奴は俺のラック・システムとマルチ・ペダルを何年もずっと作ってきてくれてる。今年のピートの課題は、「どうすれば、音を損なわずに、フィードバックを取り除けるか」だ。そうしたら、「Feedbucker」ってのを作ってくれたよ。2本の弦が問題なんだって言ったら、ダイアルが2つ付いた箱を持ってきた。それぞれの弦のフィードバックを、それぞれのダイアルで入れたり消したりできる。気に入った。
ピート・コーニッシュって人は、アンディ・サマーズやスティーヴ・ハケットのインタビューでも、名前が出てきてる。
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