グリン・ジョンズ、レッド・ツェッペリン「Led Zeppelin」を語る (代表作を語る (3/9))

12 March 2016  |  Tags: Glyn Johns, Led Zeppelin

「Uncut」誌の2011年12月の記事がウェブに2014年2月に掲載されたもの。1960年代から活躍してるエンジニア/プロデューサーのグリン・ジョンズが、自分の係わった代表的なアルバムについて語っている。そうそうたるラインナップだ。

→ Uncut | Glyn Johns - Album by Album


レッド・ツェッペリン「Led Zeppelin」(1969)

  • ジミー・ペイジのことは、ずっと知ってた。サリー州のエプソムって同じ町の出身だし、一緒にバンドを組んでたこともある。5分間くらいね。

  • 過去に何回かセッションをやってもらったことがあって、彼がレッド・ツェッペリンを作るってなった時、興味あるか?って聞いてきた。そのセッションはザ・ヤードバーズの名前で予約されてて、どんな音なのか、まるで想像できなかったな。だが、演奏が始まった途端、とことん叩きのめされてしまった。あの時の熱狂から未だにさめてないような気がする。これ以上はないくらい強烈で、それでいて、信じられないくらいレコーディングが簡単なんだ。きっちりリハーサルしてて、自分たちのやってることを熟知してる。だから、ミックスまで含めて、たった9日間しか かからなかったんだ。

  • ちょうどストーンズの「Rock and Roll Circus」も作ってるところだったんで、そのミーティングにアルバムのテスト盤を持ち込んだ。そして、「これはデカくなるぞ」って言ったんだけど、ミックは聴こうともしなかった。で、ザ・ビートルズのセッションの後、ジョージ・ハリスンをオリンピック (スタジオ) に引きずり込んで、これを聴かせたんだけど、彼は全く理解できないようだった。あまりにも並外れてたせいだろうな。自分のやりかたにとらわれてたせいもあるかも知れない。

  • 今でも、このアルバムが彼らのベストだと思ってる。あらゆるものを根っこから揺るがしたんだ。


関係ないけど、アラン・トゥーサン、レミー・キルミスター、デイヴィッド・ボウイ、グレン・フライ、ポール・カントナー、モーリス・ホワイト、ジョージ・マーティン、キース・エマーソン..... ここんとこ訃報が立て続けだな。RIP.....

« 始め続く ›



関連の記事

最近の記事

人気の記事