ディープ・パープルのメンバー、「Mark I and II Singles」を語る (代表作を語る (7/9))
これも「Uncut」誌。2013年6月の記事がウェブに2015年11月に掲載されたもの。イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイスの3人が、ディープ・パープルの代表的なアルバムについて語っている。
→ Uncut | Deep Purple: "We Were Dangerous, Unpredictable... It Wasn't Cabaret"
「Mark I and II Singles」(1973)
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ギラン:シングルなんかくそくらえだ。「Top of the Pops」(イギリスのTV番組) なんてクズだね。出演した時、リッチーはギターの表裏を逆に持って、弦の側を手前にしてた。二度とお呼びはかからなかったな。いいように使われるだけだ。君たちのためだとか言ってくるが、冗談じゃない。
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ペイス:そんなにムキになってたわけじゃないが、とにかく俺たちはアルバムで勝負するバンドなんだ。だが、ヘンドリックスもクリームも誰もがシングルを作ってた。レコーディングの時には、そんなつもりはなくてもな。レコード会社がシングルを出すって言ってくるんで、それに付き合ってくしかない。
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グローヴァー:「Black Night」をヒットさせるために、マネジメントの考えで (第二期のシングル集の) 頭に持ってきたりとか、俺たちの預かり知らないところで勝手に話が進んでる感じだった。
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ペイス:シングルの幾つかはお笑いだ。「Smoke on the Water」なんか、「Machine Head」のアルバムからあの一曲だけ取り出すなんて、考えたこともなかった。カリフォルニアのワーナー・ブラザースで、マスターテープを誰かが聴いて、「この曲は良いな。ただ、長すぎる」。それで、真ん中の数分くらいを切り落としたんだ。アホか。
当時は、例えばイエスの20分近くある「Close to the Edge」まで、無理やり一部だけ切り出してシングル化したりしてたんで、そういう時代だったんだろうな。
「Mark I and II Singles」は、どうもイギリスとドイツでだけ発売された二枚組のシングル集だそうで、こんな内容だ。ちなみに、海外じゃ第一期ディープ・パープルをDeep Purple Mark I、第二期をMark IIって呼んでる。
→ Vinyl Records Collectors Guide | Deep Purple Mark I and II 2LP Gatefold 12"
Side 1
- Hush
- Mandrake Root
- Why Didn't Rosemary?
- Hey Joe
Side 2
- Wring That Neck
- Emmaretta
- Help!
- Chasing Shadows
Side 3
- Black Night
- Speed King
- Strange Kind of Woman
- Into the Fire
- When a Blind Man Cries
Side 4
- Smoke on the Water
- Woman from Tokyo
- Highway Star
(追記) とか言ってたら、新生レインボーの映像が。
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