トニー・レヴィン、新生キング・クリムゾンを語る (2/11)
キング・クリムゾンのモントリオール公演に先立って、「Montreal Gazette」紙に載った2015年9月の記事より、二部構成になっている前半。なお、後半のギャヴィン・ハリスンは、2015/12/15 から紹介した。
→ Montreal Gazette | King Crimson's Tony Levin and Gavin Harrison: the Complete Conversation
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ドラムスが前列にいるんで、観客はまず横一列のドラムスを見る。サーカスで調教されたライオンを見てるみたいな気がするんじゃないかな (笑) (3頭のライオンと、フリップが調教師か?(笑))。3人のドラマーがライブの中心で、後列に立ってる4人はおまけだ。3人が演奏でコミュニケートしたり色々なフィルを次々に繰り出すのを見てるのは、本当に楽しい。時には、3人が左から右に順々にトムのフィルをきめてったり、時には、1人がバスドラムとエレクトリックドラムで別の1人がシンバル、驚異的だよ。
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そのやり方が大成功してるだけじゃなくて、知的で音楽的なアプローチで、ベーシストの居場所を残しといてくれてるのが嬉しいね。すごくシンプルに徹しないといけないかと思ってたんだよ。ドラマー3人って話を聞いた時、「うーん、普通の1/2か1/3くらいしかベースが弾けないか」って思ったんだ。だが、実際には逆だった。ドラムスが低音部を分厚くしてくれてるんで、自分は低音部をちょっと少なくして、中音部でジャリジャリした音を出すようにした。たまたまだけど、初期のキング・クリムゾンのベーシスト (グレッグ・レイクのことか) と同じような音になった。
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