ケヴィン・ゴドレイ、音楽ビデオを語る (2)

31 December 2016  |  Tags: Kevin Godley

— ビデオを作り始めたのはごく初期で、自分たちでパターンを作っていったんだ。 —

元10ccのメンバーで、その後は同じ元メンバーのロル・クレムと組んで1980年代に音楽ビデオ制作で一世を風靡したケヴィン・ゴドレイが、2015年に自伝「Spacecake」をインタラクティブ・ブックとして出版した。そのプロモーションも兼ねて、色んなインタビューに応じてるので、その内からノルウェーの「Blackmoon」サイトの2015年7月の記事より。

→ Blackmoon | Kevin Godley - Spacecake


当時のビデオでお気に入りはありますか。

  • そうだねぇ。一番はハービー・ハンコックの「Rockit」だ。それから、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「Two Tribes」だな。どっちも当時の時流から大きく外れてたからだよ。だから重要なんだ。

  • ロルと私が音楽に関わってた1970年代は、すでに数多くのパターンが出来上がってた。だけど、ビデオを作り始めたのはごく初期で、自分たちでパターンを作っていったんだ。(ロックで言えば) 1960年代初期みたいなものだった。ビジネス組はビデオに何の意味があるのか全く判ってなくて、好きにやらせてくれたし。

  • MTVが商業的に成功したことで、レコード会社やマネージャーがビデオの持つ力に気づき始めた。だけど、当時、特にイギリスでは、そんなことをやってるのはほんの4〜5人で、自分たちでも何をやってるのか、本当には判ってなかった。誰も口をはさまないし、やりたいようにやってただけなんだ。


「RockIt」については、別のところで、こんなことも語っている。

→ Vanguard Online | Kevin Godley's Spacecake - Interview


  • 当時、MTVはアメリカだけで、しかも黒人の曲は流さなかった。そんなだとは知らなくてショックだったが、ハービーをTV画面に映すアイデアで挑戦してみた。そうしたら、彼らはロボットの動きに気を取られて、ハービーが黒人だってことにすら気づかなかったんだよ。

→ YouTube | Herbie Hancock - Rockit (1983)

→ YouTube | Frankie Goes to Hollywood - Two Tribes (1984)

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