色んなギタリスト、アラン・ホールズワースを語る (2/8)
4月に亡くなったアラン・ホールズワースには、数多くの弔辞が寄せられた。これはそれらとは違って、生前の本人に色々なギタリスト (など) が送った讃辞を、ファン有志がまとめたもの。元々はほとんどどれも10年以上前のものだと思う。
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カート・ローゼンウィンケル
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ホールズワースは、一見がちがちのフュージョンなので見過ごされているが、ジャズギターの文脈でも信じられないほど重要だ。偏見を捨てて、彼の演奏そのもの、ハーモニーやラインを聴けば、どんなジャズギタリストにも通用する洗練された技巧の持ち主で、誰にも越えられないギタリストだって判るだろう。
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アラン・ホールズワースとジョン・コルトレーンは、ラインの考え方 (原文はlinear conceptions。正しい訳かどうか怪しい) ってことでは、共通点が多いように感じている。もちろん彼らは全く違っていて、それぞれ全く違う場で活躍している。だが、コルトレーンの表現方法と、ホールズワースが作り出した技との間に、つながりを感じるんだ。私はコルトレーンと彼の表現方法から、非常に大きな影響を受けて、勇気づけられている。それをどうやってギターで表現するか、ホールズワースは間違いなくその試金石なんだ (コルトレーンはモダンジャズのサックス奏者で、ジャズ界の巨人の一人)。
パット・メセニー
- アランが史上最も偉大なギタリストの一人ってことに異論はない。1970年代半ばのトニー・ウィリアムスとの仕事は革命的で、あらゆるギタリストの何もかもをひっくり返した。なぜ誰もが知ってる存在になってないのか、本当に不思議だ。だが、そんなことはどうでもいい。彼の貢献の大きさは、ミュージシャンなら誰もが知ってると思う。
デイヴィッド・リンドレイ
- ホールズワースはパガニーニやリストと同格だ。おそるべし (パガニーニは19世紀の超絶技巧バイオリニスト、リストも19世紀の超絶技巧ピアニスト)。
ロベン・フォード
- アラン・ホールズワースは、ギターのジョン・コルトレーンだ。彼と同じようにギターが弾ける人間が他にいるとは思えない。
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