色んなギタリスト、アラン・ホールズワースを語る (7/8)
4月に亡くなったアラン・ホールズワースには、数多くの弔辞が寄せられた。これはそれらとは違って、生前の本人に色々なギタリスト (など) が送った讃辞を、ファン有志がまとめたもの。元々はほとんどどれも10年以上前のものだと思う。
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ジョン・エサリッジ
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(ソフト・マシーンで) アランの後を継ぐのは、人生で最もキツいことだった。ギタリストなら誰でも判るだろう。レパートリーは彼の途方もない不朽のソロばかりで、それを引き継がないといけなかったんだ。彼は30年以上に渡って時代のずっと先を行っていて、同世代の内で最も卓越したソロ・ギタリストだ。
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1973年頃に初めて聴いた時、彼の演奏で聴ける野望と方向性に衝撃を受けた。自分も同じような方向を少しずつ目指してたんだが、彼はとっくにはるか向こうにいた。発想の源や志にしても、そうだ。それ以後も彼は、抜きん出た一心不乱さと (ギターへの) 献身と集中力で、さらに進化し続けてきている。
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今では彼の演奏は成熟して、完璧にコントロールされている。ハーモニー、ライン、トーンといった要素に独自の熟達を見せていて、史上最も偉大なギタリストの内でも比類のない位置を占めている。どんなギタリストでも要チェックなんだ。
ジョー・サトリアーニ
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彼の演奏を最初に聴いた時は、カタルシスのような体験だった。ギターが歌い、音楽の限界を押し広げ、震撼させてくれた。ハーモニーへのあざやかなアプローチは全く独自で、美しく、魅惑的だった。あのテクニックや即興の技術で、彼は真の「ギター神」なんだ。それも唖然とするような、そして、どんなスタイルのミュージシャンにも影響を与えるような。
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ニューヨークのこじんまりしたクラブ「My Father's Place」で、トニー・ウィリアムスのバンドの彼を見た時は、Gibson SGを首から下げて、Small Stoneフェイザー、Marshallアンプを使ってた。あの時のことは忘れない。あの晩、彼はギタリストの時空連続体 (何のことだ?) に穴をあけて、我々は以前と同じではいられなくなった。アラン・ホールズワースは音楽的にも物理的にも、エレクトリック・ギターの演奏方法を変えてしまった。彼こそ真の天才だ。
ジェフ・バーリン
- エリートなミュージシャンに手本は要らない。独創性、そして自身の「声」を見つけ出すこと、それだけがエリートなミュージシャンの目指す先だ。アランはそういうミュージシャンなんだよ。
トム・モレロ
- (「Metal Fatigue」から最も大きな影響を受けたことを認めて) 予想もしないメロディで素晴らしいサウンドを聴かせてくれたのは、彼が最初だった。
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