ジョン・ウェットン、エイジア「XXX」の全曲を語る (3/5)

18 August 2012  |  Tags: John Wetton, Asia

月一くらいでいつも唐突に取り上げてるジョン・ウェットンだが、これは公式サイトの2012年7月の記事より。エイジアの最新作「XXX」について、曲ごとに語っている。

→ John Wetton's Official Website - July 8th 2012


I Know How You Feel

  • 車で歯医者に向かう途中、あるトンネルを通っている時に、「Faithful」と「I Know How You Feel」のラフ・ミックスをつまみ聞きしてた。ふっと気づいたんだよ。この2曲はアルバムの中で連続してないといけない。プロデューサーのマイク・パクスマンに言ったら、自分でも試してみて、賛成してくれた。「XXX」の中で一番好きな曲だ。「Midinight Mix」は別のアプローチだが、どっちも一番だ。ドラムスはベースと完璧に同期してくれてる。ブリッジのヴォーカルは俺たちのベストだ。歌詞は、自分と同じような境遇の誰かに、大丈夫だよって元気づけてるんだ。

Face on the Bridge

  • ジェフと俺がこのアルバムのために書いた最後の曲だと思う。それが最初にシングルカットされるってのは、何だか妙だよな。「Heat of the Moment」、「Don't Cry」、「Go」なんかも同じだ。これはプラハのカレル橋 (チェコ語でKarluv Most、英語でCharles Bridge) で、ある人の顔を見た時のことを歌ってる。驚くべき場所だよ。大勢の画家、中には非常に上手な人もいる、が風景画から似顔絵まで、あらゆるものを描いてる。橋そのものも、欄干に彫像が並んでて、夜はライトアップされて、俺を捕らえて離さない。だが、俺の通訳ほどじゃなかった。この通訳がいなかったら、この歌は生まれなかった。タイトルはその日の日記に書いたものなんだ。コーラスの最初のコードが出来た瞬間、これだ、って思った。スティーヴのギターはトラックを見事に飾ってくれている。ドラムスは「まんまコールドプレイ」とか「まんまU2」とか言われたけど、放っとけ。すごく良いよ。最先端だ。ヴァースはジェフ、コーラスは俺だ。イントロで鳴ってるのは、俺の携帯電話だよ。

んー、「I Know How You Feel」の説明に出てくる「the eights in the right hand of the keyboard」の意味が全く判らん。

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