エディ・ジョブスン、過去30年を語る (2/16)
ジェスロ・タルにゲスト参加したり、ちょっとソロアルバムを作ったりした後、いわゆる「音楽界」の表面からはほとんど消えてしまって、数年前にUKZで蘇ってきたエディ・ジョブスンが、ある意味で最も充実していたその30年間について語っている。「Dutch Progressive Rock Page」ってオランダのサイトの2011年8月の記事より。ジョブスンのインタビューはすごく貴重だが、そうとう長い。
→ Dutch Progressive Rock Page - Interview with Eddie Jobson (UKZ / U-Z)
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映像向けの音楽作りは、その技術的な側面を理解しないといけないんで、ゼロからの学習だった。広告とはいえ、私の関わったコマーシャルは最高の監督が作る最高級品で、ミニフィルムと言ってもいいものだった。フランス映画に匹敵するのもあって、アメリカのTVみたいなアホなチャラチャラとは全く違って、ものによっては3分から4分、映像も素晴らしい。非常に楽しくて、そのままTV用の音楽作りに、ロサンゼルスに引っ越したら、さらに映画音楽作りに入ってった。いつも一人でスタジオにこもって、創造性の高い満足のいく音楽作りを目指してた。
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正直に言って、バンド活動には参ってて、それもUKを解散した理由の一つだ。政治にうんざりしたんだよ。24歳ですでにかなりの数のバンドを経験して、もうバンドはやりたくないってくらい、少し疲れてきてたんだ。後になってちょっとだけイエスに参加したけど、やっぱりバンドは嫌だなってのを思い出して、抜けた。それがバンド活動の最後だ。ジェスロ・タルのツアーやアルバムに参加した時も、スペシャルゲストって立場だったし。今やってるのも、バンドだとは思ってない。私のソロプロジェクトなんだ。
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つまり、自分がコントロールできるってことだろうと思う。ライブで1970年代の古い曲をやって、時代に逆行してるように見えたとしても、そうではない。私としては、ソロアーティストとして、これまでにない方向に前進してるんだ。私がメンバーを選んで、ゲストを招くこともできるし、どの場所で何をどう演奏するか、私が決める。そういうやり方が私には向いてるんだ。
こりゃ、当時のUKが解散するのも無理ないし、2012/5/6 に紹介したように、ジョン・ウェットンが「今のUKはエディのバンドだ」ってのも無理ないな。ウェットンは、こんなことも言っている。
→ Classic Rock Revisited: Making the Most of Now - An Interview with John Wetton
- エディは手配から管理まで、全て自分でやるんだ。脱帽だよ。とても俺には真似できない。マネージャーとツアーマネージャーとスタッフがいないと無理だ。
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