エディ・ジョブスン、過去30年を語る (6/16)
ジェスロ・タルにゲスト参加したり、ちょっとソロアルバムを作ったりした後、いわゆる「音楽界」の表面からはほとんど消えてしまって、数年前にUKZで蘇ってきたエディ・ジョブスンが、ある意味で最も充実していたその30年間について語っている。「Dutch Progressive Rock Page」ってオランダのサイトの2011年8月の記事より。ジョブスンのインタビューはすごく貴重だが、そうとう長い。
→ Dutch Progressive Rock Page - Interview with Eddie Jobson (UKZ / U-Z)
-
U-Zでは1970年代や1980年代の曲をやる。UK、キング・クリムゾン、マハヴィシュヌ・オーケストラとか、影響を受けた曲や自分が書いた曲をね。当時のプログレッシブ・ロックに改めて接してもらうためだ。それと同時に、自分の将来のプロジェクトに向けて、古い曲を抽出しから出しとくって意味もある。初めてライブで演奏される曲もある。一方で、UKZじゃ「Alaska」や「Nothing to Lose」をやるつもりはない。そうやって、自分がやりたいことと人から期待されていることと、バランスを取ってるんだ。だが、ライブはプロモーターなしじゃできない。そして、プロモーターは必ず「UK」みたいなブランド名にこだわって、「あの元UKのエディ・ジョブスンがUKの曲を」なんて言いたがる。UKZのような新しいプロジェクトは難しい。
-
ブルガリアン・ボイスに係わるようになったのは、「Legacy」プロジェクトの時からだ。当時、彼らはジョン・ウェットンと同じレーベルで、たしかMesaレーベルだったかな、彼が会社の倉庫から掘り出してきた一つだったんだ。ジョンが彼らのライブアルバムを聴かせてくれて、「俺が歌うために、こんな感じで何か曲を書いてくれないか。かっこいいと思うんだけど」って言ってきた。それで、こう答えた。「たしかにかっこいいな。何か書いてみようか。ただし、君が歌うためじゃない。彼らが歌うためにだ」。
最近の記事
- 2018/4/16 - ドゥイージル・ザッパ、アラン・ホールズワースを語る (1/2)
- 2018/1/11 - デイヴ・グロール、ジミー・ペイジ&ロバート・プラントと語る (1)
- 2018/1/7 - アラン・ホールズワース、ファンの質問に答える (1/4)
- 2017/9/8 - ロバート・フリップ、エイドリアン・ブリューと語る
- 2017/8/18 - ジョニー・マー、音楽の趣味などを語る (1/5)
- 2017/8/17 - ピーター・ゲイブリエル、「New Blood」などを語る (1/7)
- 2017/8/16 - スティーヴ・ヴァイ、フランク・ザッパのオーディションを語る
- 2017/8/14 - フランク・ザッパ、スティーヴ・ヴァイを語る
- 2017/6/25 - 色んなギタリスト、アラン・ホールズワースを語る (1/8)
- 2017/5/19 - ブライアン・メイ、星空探しを語る (1/3)
人気の記事
- 2016/1/26 - トニー・ヴィスコンティ、デイヴィッド・ボウイを語る
- 2015/12/1 - 色んな関係者、ジェフ・ポーカロを語る (1/3)
- 2014/9/8 - ロバート・フリップ、「キング・クリムゾンの掟」を語る
- 2013/9/9 - コージー・パウエル、デビュー当時を語る (自らのキャリアを語る (1/12))
- 2013/2/9 - ラルフ・ヒュッター、クラフトワークの音楽を語る (1/4)
- 2012/7/4 - エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサーと語る (1/14)
- 2012/6/1 - スコット・ハルピン、キース・ムーン代役事件を語る (1/2)
- 2012/5/11 - テリー・ボジオ、エイドリアン・ブリューを語る
- 2012/3/31 - 記者、リッチー・ブラックモアを語る
- 2012/1/15 - スティーヴ・ヴァイ、ヴィニー・カリウタを語る