エディ・ジョブスン、過去30年を語る (13/16)
ジェスロ・タルにゲスト参加したり、ちょっとソロアルバムを作ったりした後、いわゆる「音楽界」の表面からはほとんど消えてしまって、数年前にUKZで蘇ってきたエディ・ジョブスンが、ある意味で最も充実していたその30年間について語っている。「Dutch Progressive Rock Page」ってオランダのサイトの2011年8月の記事より。ジョブスンのインタビューはすごく貴重だが、そうとう長い。
→ Dutch Progressive Rock Page - Interview with Eddie Jobson (UKZ / U-Z)
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UKZのメンバーをインターネットで選んだのは、挑戦でも何でもない。自分の知合いだけに限らず、世界中から最高のミュージシャンを探してきたかったんだ。結果として、最初のメンバーは全員、国籍が違う。当時はツアーの必要性も感じてなかったしね。最高のミュージシャンと音楽を作って自分を「再発明」したかったし、2008年におけるキーボードの役割ってものをよく考えたかったんだよ。
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UKZは、アメリカと日本で公演して、EP「Radiation」を出しただけだ。私がこだわってるのは「プロセス」であって、UKZも同じだ。どう実行するか、どんな音にするか、どんなふうに見えるべきか、新しいサウンドにはどんな技術が必要か、ハモンドオルガンやYAMAHA CS-80を満載したジャンボジェットで飛び回ることなしに、ツアーで1970年代当時のサウンドをどう再現するか、ロードクルーをどうする、テクニシャンをどうする、サウンドエンジニアをどうする、誰がマネージする、誰がツアーを手配する、そういうことなんだ。
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ゼロから始めるには、沢山のことを学ばないといけない。ニューヨーク公演じゃ大掛かりなライトショーもやって、ものすごい出費だった。全て自分でまかなったよ。興味をもってくれるプロモーターがいなかったんで、プロモーションも自分でやったし。ホールを借りて、組合と交渉して、でかいプロジェクトになって、出費もかさんだ。だが、やるべきこととやってはいけないこと、観客が古いものと新しいものに何を求めてるのか、色んなことが学べた。
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