エディ・ジョブスン、過去30年を語る (14/16)
ジェスロ・タルにゲスト参加したり、ちょっとソロアルバムを作ったりした後、いわゆる「音楽界」の表面からはほとんど消えてしまって、数年前にUKZで蘇ってきたエディ・ジョブスンが、ある意味で最も充実していたその30年間について語っている。「Dutch Progressive Rock Page」ってオランダのサイトの2011年8月の記事より。ジョブスンのインタビューはすごく貴重だが、そうとう長い。
→ Dutch Progressive Rock Page - Interview with Eddie Jobson (UKZ / U-Z)
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UKZの名前は、UK+Zincってわけじゃない。「Z」って文字が好きなんだ。最初は、UKの3つめって意味で、「UK3」にしようと考えてた。だが、それじゃ観客が「ただの新しいUK」ってしか思ってくれないだろうし、ウェットンが彼抜きでUKって名前を使うのに抵抗があるだろうな、ってのも判ってた。なので、もうちょっと「モダン」にしようと思って、「UKZ」にしたんだ。UKとも結びつくし、新しくもある。Zincも思い出させるとしたら、それもいいことだ。
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今 (2011年のインタビュー当時) はヨーロッパ公演をやってるところだが、機材は全てディジタルで、ラップトップ (MacBook Pro) が2台、折り畳み式キーボード (VAX77) 2台、プレキシグラス製バイオリン3台、それで全部だ。サウンドもエフェクトも、何もかもラップトップに入っている。
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このVAX77は、Infinite Response社と私で共同開発したものだ。ポリフォニック・アフタータッチ、ベロシティ・センシティブなキーボードで、二つに折り畳める。飛行機に機内持ち込みもできる小ささになるんで、簡単に持ち運べる。CS-80もハモンドもムーグも、何であれ、全てラップトップに入ってて、チューニングも要らない。
「Z」が好き。ひょっとして、だから「Zealots Lounge」なのか (笑)。
後半は、前回 2012/10/13 の (13) にある「ハモンドオルガンやYAMAHA CS-80を満載したジャンボジェットで飛び回ることなしに」への回答ってことなんだろうな。
→ Infinite Response - VAX77 MIDI Keyboard
元記事には、アメリカで毎年開催されてるNAMMって世界最大規模の楽器ショーの場で、2010年にジョブスンがVAX77をデモしてる動画も張り付けてあるんで、転載。
→ YouTube - Eddie Jobson Plays VAX77
ちなみに、同じインタビューの別の箇所じゃ、ジョブスンは「Apple社に直接コンサルティングして、OSのMIDI実装を変更させた」なんてことも言ってたりする。
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