エディ・オフォード、イエスを語る (8/10)

02 February 2013  |  Tags: Eddy Offord, Yes

「Notes from the Edge」ってサイトにあった記事より。1990年代前半のインタビューと2000年のインタビューを合わせたものとのこと。今回は「Tales from Topographic Oceans」の話。

→ Notes from the Edge - Conversation with Eddy Offord


  • ビル・ブルフォードの脱退は、思ってもいなかった。本当にショックだったね。彼はバンドでただ一人、アルコールもドラッグもやらなかった。ユーモアのセンスが抜きん出てて、面白い奴だった。

  • アラン・ホワイトはアパートを俺とシェアしてたことがある。彼をバンドに引き入れたのは俺なんだ。ビルはテクニックはすごいが、何となくちょっとソウルに欠けてるんじゃないかって気がずっとしてた。アランは逆だ。ソウルやフィールは十分だが、テクニックが足りない。最初にバンドに加わった時、彼にとっては本当にキツかった。だけど、かわいそうに、そんな先の見えない状態のまま、「Tales from Topographic Oceans」に取りかかることになったんだ。

  • クリスとジョンの関係はどんどん悪くなっていってた。「Tales」は終わりの始まりなのが見えてて、やる気が全く起きなかった。二枚組だし、いがみ合いはますますひどくなるし、スタジアの雰囲気は本当に退屈だし、ちっとも楽しくなかったな。もうバンドはばらばらで、最悪だった。リックはますます阻害されていってたし。音楽の方向性ってことじゃなくて、いや、そういうのもあったかも知れない。実際のところを言えば、他のメンバーはドラッグに走って、リックはアルコールに走ってたって言ってもいい。

  • 二枚組ってアイデアには驚かなかったけど、一枚でさえ録音に無限に時間がかかるのに、それが倍になるのは、やりきれなかった。レコード会社も嬉しくなかったと思うが、あの頃は誰もバンドに、一枚のほうがいいなんて言えなかったんだよ。


この当時、クリス・スクワイアが辞める可能性もあったとか、この後でリック・ウェイクマンが抜けたら、エディ・ジョブスンに誘いがあったんだけど、スクワイアのバンドに入るつもりはないって固辞したとか、色んな話がある。

ちなみに、エディ・オフォードとアラン・ホワイトは、ジョン・レノンのアルバム「Imagine」に参加してる。

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