トニー・アイオミ、エドワード・ヴァン・ヘイレンと語る (6/12)
「Guitar World」誌サイトの2013年9月の記事より。元は同誌の2010年、発刊30周年記念の特別企画だそうな。面白い取り合わせだが、予定調和みたいなところも。
(ファンの反応について)
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エディ:新しいものを作ると、こんなことが起きる。例えば、「Van Halen II」を出した時、評論家や一部のファンが「1枚めと違うじゃないか」って言ってきた。違うアルバムなんだから、当り前だろ。これが、もしも1枚めと同じのを作ったりしたら、「1枚めと同じじゃないか」って言うに決まってる。どうなってんだよ。
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トニー:何をどうやっても、勝てっこないよ。
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エディ:俺はやることをやるだけだ。もっと上手いやり方があるなら、誰にも文句を言われない方法ってもんを教えてもらいたいね。なぜだか判らないが、何にでも文句をつけたがる奴らがいる。インターネットのせいで、ますます図に乗ってる。つべこべ抜かすんなら、自分がどれだけ上手くやれるのか、見せてみろよ。
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みんな、俺が何をすべきか、自分が知ってると思ってんだよ。ヴァン・ヘイレンの新アルバムを今リリースしないと、とか言ってくる。「エディなら、これをやらないと」とかな。俺は、やろうと思えば、色んな音楽がやれる。だが、奴らはバンドってものを、何も考えてない。ボーカリストが歌いたくない曲だってあるかも知れないだろ。俺はクラシック・ピアノも弾けるし、チェロもちょっと弾ける。ボーカリストやミュージシャンがやりたがらないような曲だって色々と作れる。どうするんだ。
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ヴァン・ヘイレンやブラック・サバスを見る時、奴らの中には何かイメージが出来てるんだろうな。それからほんのちょっとでも外れてるものは、受け入れないんだ。俺たちが何か出すと必ず、昔のほど良くないな、まずそう言ってくる。じゃ、それを20年しまい込んどきゃいい。そうすりゃ、何でも「昔の」になる。
エディはそうとう熱くなってるようで、愚痴はまだまだ続くのだった。トニーのコメントは大人だね (笑)。この辺に似た話は、スティーヴ・ルカサーとの対談でも出てくる。
「ほんのちょっとでも外れてるものは」の原文は、直訳すると「白髪の陰毛が一本でも見えてたら」。ポルノ規制に掛けてる。
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