トニー・レヴィン、スティック・メンを語る (2/3)
インタビューとしては、2012/7/3 から 2012/7/19 まで紹介した『トニー・レヴィン、「Levin Torn White」を語る』の続き。「Innerviews」サイトの2012年1月の記事より。スティック・メン結成のいきさつとか、これからの予定とか、色々と語っている。
→ Innerviews: Tony Levin - Stick Shifts
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かなりのツアーをこなして、そしてEPと最初のアルバム「Soup」を作った。自信作だよ。だが、このバンドの真髄はライブにある。ヨーロッパ、ロシア、北米、南米とツアーを重ねる内に、バンドとして固まってきた。それが、2010年8月にマイケルが家庭の事情でツアーを控えないといけなくなってしまったんだ。結局、メンバーを変えることにして、マーカス・ロイターに入ってもらった。彼はスティックではなく、自分でデザインしたタッチ・ギターを弾く。すぐに溶け込んで、全てのパートを身につけてくれたよ。だが、彼のためにも、ツアーに向けて新曲をため込むことにしたんだ。こないだ「Absalom」ってEPを出して、今は新しいアルバムを作ってるところだ (「Open」のこと)。
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マーカスが加わったことで、バンドはずいぶん変わった。タッチ・ギターは人によって弾きかたが全く違う。それだけ色んなことがやれるからだが。彼の音楽へのアプローチはキング・クリムゾン的だ。一時期ロバート・フリップの弟子だったことがあって、大きな影響を受けたようだ。キング・クリムゾンの曲には、私が加わる前のも含めて、全て馴染んでるんだ。スティック・メンのレパートリーにも、キング・クリムゾンの古い曲を追加したよ。マーカスがロバートの代わりをすることにしてね。他にも、ロバートのアルバム「Exposure」に入ってる「Breathless」って曲を思い出させてくれたりした。実は私も参加してたんだけど、言われて聴き返すまで、すっかり忘れてた。これもライブに取り入れたらどうだ、って彼が言ってくれたんだ。重要なレパートリーになったよ。
こないだ、こんなのを見つけた。レヴィンの最も古い映像の一つかも。32歳当時か。
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